「赤星胡麻斑」
透ける翅
空が舞うよう
赤星蝶
光の中を
たゆたう
蝶ひとつ
ただ見惚れ
美しすぎて
名が分からなかった
眩しすぎて
気づかなかった
赤星胡麻斑
のようなでも
浅葱斑と見紛うような
錯覚を起こして
わからない
混乱の中で
どうでもよくなる
名前など
翅が光に透けて
空色に
光の鱗粉をまきながら
ゆらりゆらりと
あの世に誘われるような
ひとときは
遠く離れたときに
我に返った
透ける翅
空が舞うよう
赤星蝶
光の中を
たゆたう
蝶ひとつ
ただ見惚れ
美しすぎて
名が分からなかった
眩しすぎて
気づかなかった
赤星胡麻斑
のようなでも
浅葱斑と見紛うような
錯覚を起こして
わからない
混乱の中で
どうでもよくなる
名前など
翅が光に透けて
空色に
光の鱗粉をまきながら
ゆらりゆらりと
あの世に誘われるような
ひとときは
遠く離れたときに
我に返った