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薬物中毒死

滋賀県のアパートで女子高生が薬物中毒死するという事件が報道されました。


原因となった薬物は違法薬物ではありません。


大量の睡眠薬と抗不安薬。


ベンゾジアゼピン薬
です。


被害者は薬を無理やり飲まされたわけではないので、
殺人事件として立件はできない。


誘拐事件として立件予定のようです。


容疑者として大人2名が実名報道されてます。


被害者は容疑者と、
薬を話題としたSNSで知り合ったようです。

被害者の女子高生は、
容疑者のアパートに行き、
そこで薬を飲んで中毒死しました。


この時直接会ったのが初めてのようです。


まさか、
この女子高生も容疑者とされる大人2名も、
睡眠薬と抗不安薬で死んでしまうなんて思わなかったのでしょうね。


痛ましい事件です。
わたしも娘がいます。
ご冥福をお祈りいたします。


容疑者2名は誘拐罪を否定してます。


そりゃそうでしょうね。

SNSでつながり、
おそらく女子高生は自分の意思で
容疑者宅に向かい、
そもそも、
それらの薬を飲みたい!
というのは彼女自身の意志だったわけですから。


もちろん、
SNS通じて、
そのような誘導をしたことが、
大人の罪になるのかもしれません。
どの程度の罪なんでしょう?


わたしも昨年、
減薬断薬のチャットグループにいましたが、

時々ふらっと、
自称女子中学生や女子高生が紛れ込んできてました。


若いって恐ろしいことで、
睡眠薬やら向精神薬を飲むことに
全然ハードルがないんですね。


この事件、

「誘拐」という方向に話題を振ってますが、

薬物中毒の薬物が違法薬物などではなく、
医者が処方する睡眠薬や抗不安薬。


つまりはベンゾジアゼピン系薬物であり、
中毒死する危険性のある薬ですよ!


という
提唱はメディアは当然のごとくしません。


ベンゾジアゼピンは、
建前は
いくら飲んでも死ぬことのない安全な薬だと言われてます。


死亡事件の多かったバルビツールにとってかわり

安全であり依存性が無い!

という売り込みで登場しましたから。


現実は
危険で依存性ありありな薬だったわけです。



実際の医療現場では、
ベンゾジアゼピンのODにより亡くなってる人は結構います。


夜間の救急では、
向精神薬のODやリストカットで緊急搬送されてくる患者はとても多いそう。


救急救命担当の医師が

「また、精神科の患者かよ!
いくら俺たちが必死で助けても、
精神科医がドンドン向精神薬を処方するから、
この手の救急搬送が後を断たない!」


ぼやいてるそうです。



もっとメディアが、
睡眠薬や抗不安薬の危険性を宣伝して、
死ぬリスクもある薬ですという知識が国民に蔓延していたら、
この女子高生もSNS通じて出会った見知らぬ他人から、
そのような薬を分けてもらい飲むこともなかったのかもしれません。


痛ましい出来事です。


それにしても、
SNS通じて出会ったことが原因の事件が
あとを絶たないですね。


そのあたりの危険性の若者への教育って、
これからは本当に大事。

小学生頃から徹底して教育するべきだと思います。


でも、
親自身がSNSでの出会いで楽しんでたりするから、
絶望的なのかもしれません。

それこそ、
恋人はスマホ通じてSNS出会いで探す!

てのが主流になってくのかもしれません。

怖いですね。

この手の事件は増える一方です。


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