30年経ってもまったく色褪せないド迫力の映像とスリリングな展開に感動すら覚えた『ジュラシック・パーク』
【個人的な満足度】
「午前十時の映画祭13」で面白かった順位:1/1👑
ストーリー:★★★★★★★★★★★
キャラクター:★★★★★★★★★★★
映像:★★★★★★★★★★★
音楽:★★★★★★★★★★★
映画館で観たい:★★★★★★★★★★★
【作品情報】
原題:Jurassic Park
製作年:1993年
製作国:アメリカ
配給:UIP
上映時間:127分
ジャンル:SF、アクション、パニック
元ネタなど:小説『ジュラシック・パーク』(1990)
【あらすじ】
大富豪のジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)は、化石化した樹液に封じ込められていた古代の蚊から恐竜の血液とそのDNAを抽出し、遺伝子工学によってクローン恐竜を創り出した。
古生物学者のグラント(サム・ニール)と古代植物学者のサトラー(ローラ・ダーン)は、ハモンドがコスタリカ沖の孤島に建設した施設に招待される。そこは、クローン再生された恐竜たちが生息するテーマパークだった。
グラントたちは、同じく招待された数学者のマルコム(ジェフ・ゴールドブラム)やハモンドの2人の孫たちといっしょに、コンピューター制御された車に乗り込んで島内ツアーに出発。
しかし、思わぬトラブルが続発し、檻から解き放たれた恐竜たちが彼らに襲いかかる―。
【感想】
今回もやって参りました!「午前十時の映画祭13」!その一発目の作品がこの『ジュラシック・パーク』です!1993年のアメリカ映画。『ジュラシック・パーク』シリーズの記念すべき第1作目ですね。もう30年も前なんですね。映画館で観たのも30年ぶりですが、いやはや、これはもう本当に歴史に残る名作だと思いました。
<今観ても圧倒される映像>
この映画の何がすごいって、今から30年も前の作品なのに映像がすごいんですよね!映像技術ってこの30年で飛躍的に進歩したから、こういうSF映画の場合、昔の作品だと作り物感がモロに出やすいじゃないですか。まあ、それはそれでエモかったりもするんですけど。ところが、この映画に関しては今観てもそのド迫力の映像に圧倒されます!当時はまだそこまで一般的ではなかったCGとアニマトロニクスを駆使して作られた恐竜たちのクオリティが高すぎなんですよ。今でこそそう思うんですから、30年前にリアルタイムでこれを観た人たちは本当に度肝を抜かれたんじゃないかと(笑)
<今観ても感じるスリル>
僕は本作を何回か観ています。なので、展開もオチも全部わかってはいるんですよ。映画って「オチがわかっちゃったからもういいや」っていう作品もけっこうあるんですけど、この映画に関しては、先の展開がわかっていてもいざ観ると同じところで興奮するんですよ!特に、中盤で嵐の中、ティラノサウルスに襲われるシーンや、終盤でヴェロキラプトルと対峙するシーンなんかは、「来るぞ、来るぞ、、、ほらキター!」ってなりましたもん。リアルな恐竜たちのおかげで、舞台となったあのテーマパークには夢を感じられますし、暴走した恐竜たちから逃げる恐怖とスリルは最高に楽しいですよ。一難去ってまた一難というテンポのよさは何回観ても飽きませんし、内容がわかっていても同じところで感情が揺さぶられる映画こそ、"名作"と呼ぶにふさわしいんじゃないかと思います。
<意外なキャスト>
あと、個人的にびっくりだったのが、子役についてです。ハモンドの孫として2人の子役が出ていますが、そのうち弟を演じたジョゼフ・マゼロって、1993年公開時で小学校低学年ぐらいに見えたので、自分と同い年ぐらいかなーなんて思っていたら、まさにちょうど1つ上の方で、しかも『ボヘミアン・ラプソディ』(2019)でクイーンのベーシスト、ジョン・ディーコンを演じてたっていうじゃないですか。全然気づきませんでした(笑)
<そんなわけで>
これはもう絶対映画館で観てほしい映画です。昨年、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)の復習にとアマプラでも観たんですが、やっぱり映画館で観ると全っ然違いましたね。ティラノサウルスのあのインパクトは大きなスクリーンで観てこそです!