もはや探偵じゃねえ！ミッションがインポッシブルすぎて、日本のイーサン・ハントはコナンだと思った『名探偵コナン 黒鉄の魚影（サブマリン）』
【個人的な満足度】
2023年日本公開映画で面白かった順位：2/58
ストーリー：★★★★★★★★★★
キャラクター：★★★★★★★★★★
映像：★★★★★
音楽：★★★★★
映画館で観たい：★★★★★★★★★★
【作品情報】
原題：-
製作年：2023年
製作国：日本
配給：東宝
上映時間：109分
ジャンル：アニメ、アクション、サスペンス
元ネタなど：漫画『名探偵コナン』（1994-）
テレビアニメ『名探偵コナン』（1996-）
【あらすじ】
東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設「パシフィック・ブイ」。本格稼働に向けて、ヨーロッパの警察組織・ユーロポールが管轄するネットワークと接続するため、世界各国のエンジニアが終結。そこでは顔認証システムを応用した、とある『新技術』のテストも進められていた――。
一方、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナンたち少年探偵団。すると、コナンのもとへ沖矢昴（赤井秀一）から、ユーロポールの職員がドイツでジンに殺害された、という一本の電話が。不穏に想ったコナンは、「パシフィック・ブイ」の警備に向かっていた黒田兵衛ら警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込み、施設内に潜入。
そんな中、システム稼働に向けて着々と準備が進められている施設内で、ひとりの女性エンジニア黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生…！さらに、彼女が持っていたある情報を記すUSBが組織の手に渡ってしまう…。
海中で不気味に唸るスクリュー音。そして、八丈島に宿泊していた灰原のもとにも黒い影が忍び寄る…。
【感想】
劇場版『名探偵コナン』シリーズ第26作目。いやもう面白すぎでしょ、これ！！ハリウッド映画のようなスケールに大興奮でした！！
＜本当に劇場版はガラッと変わる＞
『名探偵コナン』は、僕が小・中学生ぐらいの頃に漫画やアニメをちょろっと観ていたぐらいで、正直ファンっていうほどではないんですよ。劇場版を観始めたのもここ2～3年ぐらいでして。それも友達の付き合いがきっかけっていう自分発信じゃないんですよね（笑）いやでも、劇場版マジで面白くないですか？！昨年の『ハロウィンの花嫁』もそうでしたけど、「これ、本当に推理漫画だっけ？」と何度も問いかけたくなるぐらい、劇場版の壮大なスペクタクルが最高にぶっ刺さりました！！そこで活躍するコナンって、もはやイーサン・ハントやジェームズ・ボンドじゃないかって思うんですよね（笑）
『ドラえもん』は劇場版になるとジャイアンがいいやつになりますけど、『名探偵コナン』に関しては、ジャンルが推理モノから超絶アクションへと変わるっていう（笑）特に今回のお話は、舞台は世界規模だし、設定はハリウッド映画並みだし、灰原哀を中心とした黒の組織との因縁に、安室さんも赤井さんも出てきちゃって、てんこ盛りすぎで心が火照る火照る、、、！！
＜ストーリーはもちろんのことキャラクターがすごくよかった＞
今回の劇場版では、「パシフィック・ブイ」と呼ばれる世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐシステムを巡る黒の組織との戦いがメインです。テンポのいい展開に、アクションシーンも豊富で、ストーリーに関しては僕の大好物な感じで最高に面白かったんですけど、それ以上に今作ではキャラクターのかっこよさを推したいですね。
相変わらず、子供のフリしながら周囲の観察を怠らないコナンのマルチっぷりには感心しますし、今作では一段と頼もしい印象を受けて彼は彼ですごくよかったんですけど、個人的にはね、蘭なんですよ。もともと腕っぷしが強いことは知っていましたけど、なんか今作では異様にスーパーヒーロー感あったのがかっこよくて！！予告にもありましたけど、素手で車凹ましちゃってますし、その後も敵との格闘シーンにしびれました！！
あとは、今作のメインを張った灰原哀ですよ。自身の正体が黒の組織にバレそうになるピンチと、それによって居場所を失う寂しさを抱えながらも、目の前で困っている人を助ける優しさにやられました。。。淡々とした印象を受けますけど、すごくいい人なんですよね、彼女。いやー、そんな彼女のラストの行動にぜひ注目してもらいたいですわ。僕がそのシーンが今回の映画の中で一番好きです！
＜そんなわけで＞
これはもう絶対観た方がいい最高の映画です！僕は漫画もアニメも昔に少し観た程度なので、いまだに安室さんも赤井さんもよくわかっていないですし（ファンの方ごめんなさい）、黒ずくめの男たちにお酒の名前がついてることすらも最近知ったぐらいですけど、そんなのすっ飛ばしてメッチャ楽しめますから！！来年の映画、これに勝てるんでしょうか、、、？！（笑）