おっぱいが半分出てるようなビッチたちをグッチャグチャにするプーとティガーが微笑ましかった『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』
【個人的な満足度】
2024年日本公開映画で面白かった順位:90/93
ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
映画館で観たい:★★☆☆☆
【作品情報】
原題:Winnie-the-Pooh: Blood and Honey 2
製作年:2024年
製作国:イギリス
配給:アルバトロス・フィルム
上映時間:93分
ジャンル:ホラー、スプラッター
元ネタなど:シェアード・ユニバース「プーニバース」(2023-)
公式サイト:http://akumano-pooh2.com/
【あらすじ】
※公式サイトより引用。
前作の惨劇を生き延びたクリストファー・ロビン(スコット・チェンバース)は、少年時代を過ごした町アッシュダウンに舞い戻り、トラウマに苦しみながら治療を続けていた。しかし町の住人の多くはクリストファー・ロビンを犯人だと疑っていた。
ロビンが呪われたプーの秘密を解き明かす一方で、森の奥深くに潜んでいたプーと邪悪な仲間たちは、さらなる餌食を求めてアッシュダウンの町に襲いかかるー。
【感想】
「ザ・ツイステッド・チャイルドフッド・ユニバース(総称:プーニバース)」第2作目。『プー あくまのくまさん』シリーズ第2作目。前作から引き続き、着ぐるみ感ハンパないプーたちが人々をグッチャグチャに殺しまくるB級ホラー映画でした。
<予算大幅アップに伴うグロさの追求>
今回の映画はいろんな意味で前作よりは面白かったです。なにやら予算が前作の15倍になったことを受け、そのほとんどを特殊メイクに費やしたそうですね。ホラー映画としては正しいお金の使い方かと(笑)そのおかげか、とにかく人が死ぬ死ぬ。斬ったり刺したりなんかデコピンレベルですよ。一番スプラッターだなと感じたのは、女性警官の腕をベリベリ引っこ抜いて、口の中にぶっ刺したところですかね(笑)あとは、プーとティガーがクラブイベントに乗り込んで、おっぱいが半分出てるようなビッチな女の子たちを、サバンナのライオンが獲物を仕留めるかの如く、執拗に追いかけて殺しまくるところなんかも印象に残りました。人間とは比べ物にならない力を有しているのか、首がビッチャビチャ飛んじゃって。人が死ぬ数も、その死に方も、お金かけただけあってパワーアップしてましたね。
でも、全然怖くないんですよ(笑)それは、お金をかけたとはいえ、やっぱりチープな着ぐるみ感と肉片の作り物感が強かったからっていうのと、肝心のスプラッターシーンが暗すぎてイマイチ何が起きてるのかわかりづらかったからです。先日観た『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)の方がよっぽどグロかったです(笑)
<プーたちの知られざる過去>
なぜプーたちが着ぐるみ感ある風貌なのかは、今作で初めて語られます。もともと前作の冒頭で異種間交配種とは言われていたので、原作の"ぬいぐるみ"という設定からはかけ離れてはいるんですが、今作を観るとその風貌について合点はいきますね。とはいえ、「人間のこと恨みすぎじゃない?」っていうぐらい人を殺しまくる動機が弱いと感じるのは僕だけでしょうか(笑)もう少し人間たちに怒りを向ける経緯を知りたいなとも思います。
<新たなユニバースの誕生>
正直、ホラーにも関わらず怖さはなく、いろいろ唐突な設定のオンパレードなので、映画として面白いかと言われたら首を縦に振りづらいのですが、それでも今回この映画を観たのには訳があります。まあ、前作を観ていたからってのもあるんですが、一番の理由はこれが"ユニバース化"するからなんですよね。今はプーだけですが、今後、ピノキオやピーターパンのホラー映画も予定されており、それを「ザ・ツイステッド・チャイルドフッド・ユニバース(総称:プーニバース)」としてまとめるようなんです。プーニバースってwww
<そんなわけで>
今後プーニバースを追いたいなら今作も観ておいた方がいいですが、特に追いたいわけじゃないのなら無理して観なくてもいいかなあと思います。それぐらい個人的には面白いと思える映画ではなかったので。。。まあ、あのプーが人を殺しまくるシュールな画に興味があるなら別ですが(笑)