今年一番笑って泣いた。・゜・(ノД`)・゜・。25年分のネタと愛と敬意に溢れた全人類待望の同窓会『デッドプール&ウルヴァリン』
【個人的な満足度】
2024年日本公開映画で面白かった順位:1/88👑
生涯で観た映画の中で面白かった順位:10/2624
ストーリー:★×100
キャラクター:★×100
映像:★×100
音楽:★×100
映画館で観たい:★×100
【作品情報】
原題:Deadpool & Wolverine
製作年:2024年
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
上映時間:128分
ジャンル:ヒューマンドラマ
元ネタなど:シェアード・ユニバース「マーベル・シネマティック・ユニバース」(2008-)
映画「2000年代のマーベル作品」
公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/deadpool-and-wolverine
【あらすじ】
※映画.comより引用。
不治の病の治療のために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、日本刀と拳銃を武器に過激でアクロバティックな戦闘スタイルのデッドプールとして戦いを続けてきた。戦う理由はあくまで超個人的なものだったが、そんな彼が世界の命運をかけた壮大なミッションに挑むことになってしまう。
この予測不可能なミッションを成功させるため、デッドプールはウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)に助けを求める。獣のような闘争本能と人間としての優しい心の間で葛藤しながらも、すべてを切り裂く鋼鉄の爪を武器に戦ってきたウルヴァリンは、とある理由で、いまは戦いから遠ざかっていたが……。
【感想】
「マーベル・シネマティック・ユニバース」第34作目。「X-MEN」フランチャイズ第14作目。『デッドプール』シリーズ第3作目。2024年公開の唯一のMCU作品ですが、世代的にドストライクというのもあって大満足以上の大満足な映画でした。あまりにも興奮しすぎて生涯トップ10入り(笑)ネタに走ってこれだけ楽しませてくれるなんていまだに信じられません。。。
<館内に響き渡る笑いと驚愕の声>
あまりにも衝撃的なので今回はネタバレはしません。ネタバレありの感想は2週間後ぐらいに書こうと思いますが、とりあえず初見の時点では個人的な満足度として今年はこれを超える映画はないと思いましたね。もうね、「そんなバカな、、、」の連続ですよ。笑いあり涙ありで、自分の青春時代をこうも鮮やかに思い起こさせて、さらに「こんな使い方アリ?!」っていう斜め上の展開もあって、「なにこれ、僕へのプレゼントなの?」っていう内容です。デッドプールらしいブラックジョークのオンパレードとサプライズだらけの映像に、館内が笑いと驚きの声に包まれていました。今の時代こんなに声が出るなんて応援上映以外ではないですよ。それぐらい観る者すべてを魅了し、驚愕させたってことですね。
<25年分のネタと愛と敬意>
とにかく、ネタと愛と敬意でてんこ盛りです、この作品は。もともと映画としての『デッドプール』シリーズ(2016-)って『X-MEN』シリーズ(2000-)の流れを汲んでいるので、元ネタ的にはX-MEN関連が多くはあるんですが、それだけじゃありません。すでに発表されている通り、エレクトラなんかも出てくるので、実は今回の映画ってX-MENというよりも2000年代のマーベル作品全般に対する愛と敬意で溢れているんですよ。だから、Xでのこの書き込みが的を得ているなと思ったんですけど、MCU作品をずっと追ってきた人における『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)、『スパイダーマン』シリーズ(2002-)をずっと追ってきた人における『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)、そして2000年代のマーベル作品をずっと追ってきた人におけるのが本作だと思います。エンドクレジットまでちゃんと観てください、、、!!懐かしのキャラクターは当時と同じキャストであることに魂が震え、流れる映像に感極まってしまいますから。。。
<デッドプールらしさはそのまま>
デッドプールと言えば、あの下品なセリフやブラックジョーク、自虐ネタ、グチャミソなスプラッターシーンがウリですが、20世紀FOXがディズニーに買収されたことで、それらがどうなるんだっていう不安はありました。でも、安心してください。これまでのデッドプールらしさはそのまま健在です(むしろパワーアップしてるかも?)。あまりにもデップー節が全開過ぎて「これ本当にディズニーか?」って思ったほどです。
その上で、マドンナの名曲『Like a Prayer』(1989)が秀逸な使われ方をしているのが最高でした!この記事によると、どうやらマドンナ本人が使い方をアドバイスしたみたいですね。予告で初めて聴いてすごくいい歌だなと思っていたので、本編でもしっかり使われていることがうれしかったです(映画によっては予告で使われている音楽が本編で使われないこともあるので)。
<そんなわけで>
これまでのマーベル映画や裏話を知っていればいるほど楽しめる作品でした。確かに予習しなくても話はわかりますし、ストーリー的に他の作品と密接な繋がりがあるわけではないんですけど、この映画の醍醐味は過去のマーベル映画に対するリスペクトでもあるので、過去作を全部観ていたらエモさ無限大です!いやー、独立した話でここまでやってくれるなんて、、、生きててよかったです。・゜・(ノД`)・゜・。興奮と感動と懐かしさに浸れる素晴らしすぎる2時間でした!!