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小学生親子向け「夏休み、ランチタイム、サクッと科学」オンラインイベントレポート(2023.8.24開催)
こんにちは。研究職ワーママの小林まみです。
所属しているオンラインコミュニティで、メンバー限定のオンラインイベントを年に1、2回開催しています。
限定公開イベントゆえに、コミュニティメンバー以外には私が何をしているのか伝わっていないと思い、今回レポートにまとめました。
今後、対象を広げてのイベント開催も計画していますので、以下本文が私の活動の参考になればと思います。
(最終更新日:2023/10/13)
1.概要
日時:2023年8月24日(木)12:05~12:55
イベント名:夏休みランチタイム、サクッと科学
副題「まだ間に合う自由研究」
内容:簡単科学実験+自由研究note解説
参加方法:オンライン(ZOOM)
申込方法:オンラインコミュニティ内リンクから参加
費用:無料(メンバー限定)
今回は重曹とリンスから雪のような感触の物質を作る実験を行いました。重曹もリンスも多くの家庭にある材料で、(食べたり、目に入れたりしなければ)比較的安全に取り扱えるというのが「オンライン実験」で選択した大きな理由でした。雪に触ったことのない子どもたちにも雪の雰囲気が伝わり、リンスを使うことでよい匂いもするので楽しんで出来るというのがよい実験だと思いました。(こちらは私のオリジナルではなく、よく知られている実験です)
その後、私が夏休み前に公開した、小学校低学年の親子向けの自由研究noteについて、おすすめキットや自由研究のまとめ方のヒントを詳しく話しました。
開催時期は、夏休み開始直後(7月下旬)がベストだったのですが、今回は企画開始時が既に夏休み中でした。準備期間も考慮し、都合のつく日に企画しました。
開催日には既に夏休みが終わっていた地域もありましたが、お昼に子供が居る期間での開催にこだわりました。
今回は宣伝をほとんど実施できなかったのですが、本当は事前アナウンス期間も取れるとよかったかな。
当日の参加は7名様(うち小学生のお子さん2名)。画面越しではありますが、お子さんの反応を見ることが出来たのは励みになりました。
2.開催しての気付き
コロナ禍以前は本業でリアルの実験イベントも時々実施していました。
オンラインが主流になってからは、主にオンラインコミュニティ内で、大人に科学の面白さを思い出してもらうことを目的とした、私の話主体の会を実施していました。
話だけの会では子供は退屈してしまうので、子供達に参加してもらう時には手を動かしてもらった方がよいと思っていたのですが、オンラインでは、実験のトラブルがあった時にフォローすることが出来ません。
また、事前の素材送付(郵便・宅配便など)が必要になると、材料費・送料ほか費用のやり取りも発生し、準備する私も、参加してもらう側も敷居が高くなると思い、今回は各家庭にある素材を持参して実施する、簡単で成功確率の高い題材を選定しました。
3.参加者様の声
私のオンラインイベントでは任意のアンケート回答をお願いしています。回答頂いた数名の方からの評価は全て「非常に良かった」または「良かった」でした!(お気遣い頂いたからかもしれませんが、嬉しい、バンザイ!)
4.当日頂いた質問への回答
当日、小・中学校の授業で実施する実験と、私がイベントで行っている実験との違いについて話しました。
基本的に学校で実施する実験は、教科書に載っている理科の法則を証明する(自然科学の法則に則っていることを証明する)意図で実施していることが多いと思います。
故に、失敗の可能性を出来る限り排除して行っていると思います。(先生向けの補足教本でも実験時の注意がたくさん載っておりました)
科学実験に影響を及ぼすことの多い要因には「実験環境(温度、湿度など)の違い」「分量の厳密さのくるい」があると思います。研究で実験を行う時にはどういった実験環境で実施したのか必ずメモしています。
一方で、私は「科学に親しむ」を目的にしているので、命に係わる危険性を除いて失敗もOKというスタンスです。今回の実験も扱う材料の危険性としてはかなり低かったです。(とがいえ、重曹は弱酸性のため、口や目に入れないという注意点を守ることが出来る年齢を対象に開催したからこそ出来たことです)
5.今後の抱負
アンケートにて、今後のイベントのリクエストを頂きました!
「天体」分野について話してほしい。
外は寒くなりますが、秋冬は星空観察の良い季節ですよね~
子供も一緒に参加して取り組むイベントを開催してほしい。
小学生の長期休みの平日、学童保育など決まった予定がないと持て余しがちな親子がいるのではないかなと思って、このイベントを開催しました。
今回は直前にイベント開催を決めたのですが、次の長期休みは冬休み!
テーマはどうするか? 募集対象をどうするか? まだ決められていないのですが、約2か月かけて準備していこうと思います。
繁忙期ありの本業、時間を投じていかなければならない研究、子供の学校や習い事、合間の思い出作りと、私の予定はひしめき合っています。
1年の最初に、各月について、「親子」「本業」「研究」「パラレルキャリア」どれに重みを掛ける月にしようか計画しています。
「親子」のことは通年対応がベース、仕事の繁忙月は本業最優先、残りのほとんどが今頑張りたい研究になっています。
学会もなく研究活動に比較的ゆとりのある時期に、パラレルキャリアで何かしら進めたい月として設定しています。2023年は4月と12月の2か月を確保しました。4月はnote記事執筆やInstagramのアンバサダー活動に加え、パラレルキャリアを進めるための講座を受講していました。
12月は「冬休み、ランチタイムサクッと科学」第2弾が実施できるといいなと考えています。(募集対象などは検討中です)
この記事を読んで興味を持って下さった方は、ぜひX(旧Twitter)等でメンション頂けたら嬉しいです。
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![小林まみ | 地学の研究者](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44537681/profile_3f323af83739afe7ff739b19621625aa.jpg?width=600&crop=1:1,smart)