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【俳句】秋立つ〜碧萃生

秋立つや選手宣誓よどみなし

智弁和歌山の辻旭陽君、本当に落ち着いた選手宣誓だった。

「あれからちょうど100年経った今、僕たちはここに立っています。僕たちには夢があります。この先の100年も、ここ甲子園が聖地であり続けること。そして、僕たち球児のあこがれの地であり続けることです」

そうなのだ。
大人は今、甲子園が聖地であり続けること、この夢をかなえるために、奮闘しているのだ。
球児の憧れの地を守るために。

今日はこの後の始球式に、江川卓が登場。
銚子商業との雨中の熱戦のエピソードが紹介された。
延長12回裏、銚子商業の攻撃はワンアウト満塁。
カウントはツースリー。
マウンドに集まる仲間に江川は言う。
「ストレートで押したい」
仲間はこたえた。
「お前の好きな球を投げろ」
結果は押し出しサヨナラ。
しかし、江川卓は最高の一球だったと語る。

球児たちには、誰のためでもなく、自分のために、憧れの地甲子園での野球を楽しんでもらいたい。

※タイトル画像はスポーツ報知よりお借りしました。

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