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【俳句】ライラック杯 俳句で参加いたします

花衣はなごろも恋する人のふりをして

頬杖をついて夕べの桜餅

鞦韆しゅうせんをこいで始まる物語


一句目
新しい春の装いで出かけよう。
軽い足取りで、飛ぶように歩こう。
恋人の元へ急ぐ時のように笑顔で。
恋人なんかいなくたって構わない。
恋をしているふりでいこう。

二句目
昨日の夜に誰かと食べるつもりだった桜餅。
友人と、あるいは好きな人と。
何があったのか。
午後、頬杖をついて少し固くなった桜餅を食べる。
ひとりで。
ま、いっか。

三句目
ブランコをこいでみよう。
恥ずからしがらずに。
子供の頃に戻った気持ちで。
そう、思い切ってこいでみよう。
そうすれば、何かが始まるよ。

以上3句です。
よろしくお願いします。


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