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NHKあさイチ 光る君特集で印象に残ったこと達(まずは、大石静さん、若い!)

9/30のNHKあさイチは「光る君へ」特集でした。
(ネタバレするんで、NHK+等でこれから見る方注意)
おもしろかったです!
しかし、一番驚いたんは、
「大石静 73歳!?うそやろーー!」
私(50代前半)と同じくらいだと思ってた!!わっかー!
そりゃあんな脚本書くくらいだから、気持ちも若いんだろうなぁ。歩き方もピシャっとしてたし。
で、番組所感です。
●朝からあのシーンOK?@NHK ●
「脚本家が想定していたシーンを、俳優や演出人陣が何度も越えてくれた」
という話の流れで、大石静が一番印象に残ったシーンとして、(やっぱり!と全視聴者が思ったと思う)が流れました。 道長とまひろの初”逢瀬”のシーン。NHKにしては攻めてると当時も話題になりましたが、確かに美しく、そして”事後”の艶めかしさもあったなあ。しかし、これ朝の8:20に流すかー?と思って、スタジオに切り替わって大石静がひとこと
「男の人の“終わった後”の冷めた感じも、道長よく出てるし」
もう、膝を叩いて笑ってしまいました。生放送、こわ! 後で怒られてないかしら誰か。
(超余談ですけど)男の人って“終わった後”の”冷めた感じ”になっちゃってるの自覚あるんですかね??
●捉え方っていろいろだぁ●
印象に残ったセリフについて。 3つ上げられていたけど私は全然思わなかったセリフだったので、人それぞれだな、と。
選ばれた中の1つ、赤染衛門の
「人妻であろうとも、心の中は己だけのものにございます」
これが凄く反響あったそうで・・。印象的なセリフではあったけど、わたし的には「そういう解釈?そういう番組にするの?」
というちょっと不満も。
「心の中では何を思っても良い」から「私、ありのままでいい」ってレリゴー的に解釈されて実際の視聴者映像もでていました。 うーん。そっかな??
日記やデスノートに愚痴や暗黒面を書いてもいい。
心の中でその人を嫌ってもいい、蹴ってもいい。心は自分だけのものなので。
っていう事なのかなぁ?
「光る君へ」自体は「書くこと」をもっと掘り下げてるドラマだと思うんだけど。朝の視聴者の時間帯じゃ、そこまでは無理なのか・・。X(ツイッター)で「女の愚痴番組に成り下がってた」って感想があったけど、そこまでは思わないけども、「書くことで昇華する」っていうのは、悪意を吐き出すとかデスノートに憎いやつを書くってことじゃなくて(まあ、それでもいいんだけど)物語や日記にすることで辛い現実と距離を置いて、前に向かって行く、そして、それを読んだ同じような心境の人も救っていくっていうことではないんだろうか、と思うのですが、違う??(私のFBも愚痴三昧ですけどもね)あとは、侍女いとの「自分のいう事を聞くこの人が尊いんです」と、ききょうの「何をされても平気です!」が上がってましたけど。
なんか、40-50代の視聴者を意識してるのかな。会社の中のいじめとか、年取ってからの伴侶とか、あさイチ世代に
受けるためには仕方なかったのかなぁ。とちょっとだけ残念でした。
●大石静の”紫式部”の捉え方●
この仕事を受けてから源氏物語や紫式部を勉強したっていうのも凄いし、史実とあわせて物語にしてしまうのは、本当に凄い。 「紫式部はどういう人か」という質問に応えていらして、もちろん、だからこそのあの設定やストーリーなのだけど、一番印象に残ったのは。
「(紫式部は)人は意に反して生まれるし、意に反して死ぬ、というのを常に考えて居た人」
個人的に、生育過程で自己肯定感が得られなかった事や、ここにきて命に関わる病魔に突然襲われた事について、「納得いかない・悔しい」思いをしてきた自分に、一番しみる言葉でした。
意に反してってことは、私がなにか悪いんじゃないんだ、という安心感というか。

紫式部のように才はないけれど、ネチネチと考え込んでややこしくて、ものを書くのが好きな自分でも生きてていいんだな、とも思い救われました。

皆さんはどう思われましたか?

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