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〝ネガ〟を〝ポジ〟に変えた仕掛け
今日、9月1日は「防災の日」🤗
災害が多発する日本😭で、災害への理解を深め、備えようと呼び掛ける日😳
9月は台風や大雨被害も多いですから😰
みなさんは、普段から災害対策してますか?災害対策といえば、まずは非常食などの備蓄でしょうか。。やってる人も増えてるけど、やってない人も沢山いますよね。私も正直できてません…😓
なぜしてないのか?
たぶん、心のどこかにハードルがあるから。災害対策というのは、当たり前ですけど、災害が起こることを前提として備えるもの。きっと私みたいに現実逃避グセがついてると、そうした不都合な未来から目を逸らしてしまいがち😭 備えるということは、不幸が起こる前提でから。誰だって嫌なことからは、目を逸らしたくなるもんです😹
では、非常食とか備蓄を促進するには、どうしたらいいのか?
はい、これを考えるのがマーケティングのお仕事😎
そのひとつの答え。それは〝ローリングストック〟の推奨。
ローリングストックとは、普段の生活に非常食を取り入れて、食べたら買い足し、常に新しい非常食を備蓄する方法のこと。
例えば、朝ごはんにレトルトのお粥とか、昼ごはんに即席麺とか、非常食を一定周期で消費してはまた備蓄する、を繰り返していくイメージ。
この「ローリングストック」への注目が、じわじわ高まってます。。
非常食にも賞味期限がありますから。ムダにしないように管理・消費しながら、再度のストックを意識する習慣をつくる意味でも、意義は大きいでしょう😂
ここにさらに、付加価値をプラスオンする素敵なサービスが。。以前ラジオで聴いた話が強烈に印象に残ってます😍
記憶を辿って見つけ出したのでご紹介します
「(非常食を)やるならただの通販ではなくて“ふるさと納税”ですね。ふるさと納税をしてもらった方に半年に一度自動的に商品が届く、いわゆる“ローリングストック”を目指したいです。個人で非常食を保管していると賞味期限が切れてしまうので、個人ではなく企業や行政が保管して半年に一度お届けする仕組みです。前回届いた分が家に残っていたら、半年間災害がなかったということだから、お祝いの気持ちも込めて新しいものが届いたその日に全部食べてしまう。そういう自動化を提案していきたいですね。」
https://twitter.com/marketing_finds/status/1565330104120922121?s=21&t=bThTK9PmJxOgnLKhUgRB_w
— ベテランアドマン|マーケみっけ! (@marketing_finds) September 1, 2022
※「アキナイLABO」https://akinai-lab.smaregi.jp/より引用
これ、京都で有名な飲食店「佰食屋」の経営者・中村さんが〝非常食を使った多角化〟構想を語ったラジオのインタビュー記事。
とにかく秀逸なのは、
「半年に一度お届けする仕組みにして、前回届いた分が家に残っていたら、半年間災害がなかったということだから、お祝いの気持ちも込めて新しいものが届いたその日に全部食べてしまいましょう(という空気感を作りたい)」
この逆転の発想が、スゴい (๑・̑◡・̑๑)
〝備える〟だけだと、どうしても災害前提で気分が乗らない
↓
備えた結果、無事に過ごせたという〝お祝い〟要素を盛り込む
⇒ 心理的なプラスの付加価値をプラスオンすることで、ローリングストックの浸透を促す
コレ、人の心理を見事に捉えた付加価値戦略だと思いません?
〝備える〟というある種ネガなニーズを、〝祝う〟というポジのニーズに変換してる。しかも、たったひとつのシンプルな仕掛けによって😂
やっぱ一流の経営者は一流のマーケターですよね。ホントちょっとした発想や着眼の差なんですけどね。それを見つけられるかどうかで、提供価値がガラッと変わる。だからマーケティングって面白い🤣
最後までお読みいただきありがとうございました🤗