「お断り」への心の構え方
こんにちは。マーケティングドクターです。
こちらは直契約が取れる営業リストとポートフォリオの作り方の最終章として、メンタル編をお届けします。フリーランスが直契約を取るために必要なことを、順序立てて学びたい場合は初めから順々にご覧ください。
さて、フリーランスが直契約を取るのに必要なのは、最後はメンタルです。
いつも読者の方に理解してもらうべくロジカルな記事を書いていますので、今回のテーマは意外と思われるかもしれませんが、そんな私でもメンタルは非常に重要だと考えているため、こちらの章は必須だと感じています。
精神論は聞きたくない!という方もいるかもしれませんが、そもそも人間の根幹を支えているのはメンタルです。精神衛生を正常に保つために健康が必要ですし、睡眠や運動、娯楽などが必要なのです。
自分の中のメンタルが「やってやるぞ!」や「ワクワクする!」となっていないと、ビジネスにしてもプライベートにしても、望む成果を手にすることはできません。
そのことを理解せず、精神面から目を背けていては一生プロのフリーランスになることはできませんからね。
ちなみに一流の起業家ほど運動や食事、睡眠などを大切にして、非常にメンタル面には気を使っています。
ということで、メンタル面についてお伝えしていきますが、ここではフリーランスの営業時によくある、「断られることに対しての心構え」から解説していきたいと思います。
「お断り」への心構え
フリーランスとして頑張って営業すれば、その分断られることもあります。
そんなの当たり前と思うかもしれませんが、断られ慣れていないと、一つ一つのお断りに対してメンタルが「う…」となってしまい、大きく落ち込んでしまうことになります。
私が会社員時代、スタッフにイベント時にチラシ配りを任せた時、そのスタッフはチラシの受け取り拒否をされる度に大きく落ち込んでいました。中には断られることに対して全く耐性もない方もいます。
そしてフリーランスで断られるのは、営業時だけでなく、1年以上契約をしていたクライアントにお断りされることなどもありますし、クライアントだけでなく、一緒にチームとして働いてくれていた人から更新をお断りをされることなどもあります。
そのためその時に大きく落ち込まないよう、断られることに対しての心構えを予め用意しておくことが必要となります。
まず、断られた時にダメージが大きくなるのは、「Yesと言ってもらえることが当たり前という前提」になっており、断られることを全く予測していない時です。
人は予測していないことが起きると動揺するもの。ましてや「お断り=ネガティブなもの」だとなおさらです。
そのため、営業の中では「お断りをいただくこともある」ということを、予め自分の中にインプットしていきましょう。フリーランスであれば、自分で仕事を取ってくるわけですから、通常の会社員よりも何倍も断られることが多くなるという認識はしておいた方がいいです。
この心構えができているかいないかだけで、ダメージはかなり違ってきますからね。
「お断り」は決して悪いことではない
上記で「お断り=ネガティブなもの」とお伝えしましたが、必ずしもそうではありません。
例えば私の場合、お断りされた時には、「よし!チャンス!」だと思うようにしています。
というのも、私の場合、一つ仕事を取ると、そちらに大きく時間を割かれてしまうことになります。契約いただいたからにはプロの仕事をしなければなりませんし、クライアントに満足いただけるよう結果を残さなければなりませんからね。
なので、その浮いた時間でブログを書いたり、コンテンツを作ったり、動画を撮影したり、マニュアル作りをして組織化を進めたりと、将来の事業拡大のために時間が費やせると思うようにしているのです。
すると、落ち込むどころか、長い目で見た時にはチャンスだと思えるようになるのです。また、断られるほど自分の理想とするクライアントに近づいていけるのだな、と思うこともできます。
ただ、一つ注意しておかなければならないのは、断られることに対して、変にポジティブに捉えてしまうと、「なぜ断られたのか?」という原因の掘り下げを疎かにしてしまうことになります。
1日数十件〜数百営業する場合は1日の最後に振り返りをして、改善できることはするようにして、数件しか営業しない場合はそれぞれで「お断りの原因はなんだったか?もっと何ができたら契約に繋がった?次はこうしてみよう!」というところまで掘り下げていきましょう。
ただここでも、「なぜ断られたのか?」について突き詰めすぎると、思考がネガティブな方向に行ってしまうため、適度に向き合い、あとは次行こう!と割り切ることも大事です。
念の為ここで注意しておきますが、SNSなどで、
<今日の積み上げ>
営業30件
〜ということを言われた。
などのことは決してアップしないようにしてください。これはクライアントが見た時に、「うちは30件のうちの1つなのね」というように嫌な気持ちになります。また、現行のクライアントについての愚痴や悪口をSNSで流すなどももっての外です!絶対にやらないようにしてください。
絶対にうまくいくと信じる
最後に、自分の中で絶対にうまくいくと信じることです。
アニメのワンピースをご存知の方は想像してみてください。
主人公のルフィーが誰かに負けることはありませんよね。
だから例えどこかで負けそうになっても、読者はどうにかなる、ここからどう巻き返すんだろう?としか考えないと思います。つまり、読者は絶対に主人公ルフィーが死んだり、負けたり折れたりということがないことを知っているし、そう信じていますよね。
自身も、それと同じスタンスでいることが大事なのです。
「送った提案が全部断られてしまった」「契約していたところから、突然契約終了の連絡が来た」「来月の生活がやばい」など、そういう場合でも、自分がうまくいくことは決定しているので、それらはそのプロセスのうちの一つだと捉えてドンと構えておくことが大切だということです。
危機感を持つことは非常に大事ですが、やばいやばいと駆け回っていては、営業先にもその様子が伝わってしまいます。そういう態度には人は非常に敏感ですからね。
最後はやっぱり、自分は絶対にうまくいくということを、どれだけ信じてあげられるかにかかっています。
せっかくフリーランス(目指している)になったのですから、ぜひ、自分を信じて可能性を広げてあげてください。
今回は最後までお読みいただきありがとうございました。
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