ケーブル嫌いの仕事デスクづくり(デッドスペース活用)
(※2020.5.28 「モニター台制作」を追記しました。記事最下部です。)
こんにちは。私、広告会社でプランナーをしていまして、Beforeコロナではほぼクライアント常駐みたいな感じで仕事をしてました。その頃は「PC一つあればどこでも仕事できる」と思ってて、仕事環境を気にした事は皆無。
そんな状況が一転。仕事場が強制的にダイニングテーブル一択に。もともと自宅には仕事用の部屋やデスクというものが無く、あるのはいびつな台形のような形をした物置き部屋。
そんなWork From Home@ダイニングテーブルがずっと続くと、どこでも仕事できると豪語していた輩も「やっぱり、一日中居る場所なんだから、ちゃんとした仕事環境大事だよね」「ご飯食べるところ、仕事するところ、公私混同はいかんな」とだんだん思ってきます。
そんな中、Go Andoさんの「ケーブル嫌いのためのデスク周りをスッキリさせるテクニック」を読み、一念発起。いっちょ仕事デスクを作ってみようと。
デスクづくり
まず、このいびつな台形スペースをどうしようかと考えました。
ふつうの四角形のデスクを置くと、1m×1mも無い狭小スペースを非常にもったいない使い方をしてしまう事に。
しばし悩んだ結果、「よしぴったりなデスクをDIY!」という結論に。ざっと採寸をしたところ、このスペースは台形で無くペンタゴン(五角形)でした。
なるべく密な時間を避け、ホームセンターの雄「コーナン」へ。まず重要な天板の材料を探しへ。入店後、ほどなくして目の前に飛び込んできましたこの杉無垢。
安い! 24mm×910mm×1,810mmという天板2枚分はあろうかというサイズにして、なんと驚安の3,980円。とはいえ、もちろん現状ただの杉板なので、もろもろイチからDIYするんだよなー大変だよなーと10秒くらい逡巡した後に購入する事に決意を固めました。
が、決意を固めた直後に、ある張り紙を発見。
ん?
や…このご時世そりゃそうですよね…。やー自分で24mmの厚さのデカい杉板切るのはなかなか厳しくないか?2m近い板を車で自宅まで運ぶとか出来るのか?とかとか考えました。
しかしながら、思い立ったがDo It Yourself。今すぐにでも作りたい。早々に仕事デスクを完成させて快適環境生活をしたい。結果、一瞬思い悩んだ挙句、レジへGoする事に。
ちなみに脚は、ブラックカラーがCoolなこのスチール脚に。4本(5,520円)買ったら天板よりも高い。や、天板(3,980円)が安い。
さて必要なものをもろもろ買って、ほくほくテンションでコーナンから自宅へ。(詳細は省きますが)想像通り2m近い重い木板を、コンパクトな愛車に積んで1人で自宅へ運ぶのは相当難儀でした。誰も手伝いません。Do It Yourself。ベランダに運んだこの時点で、既にやり切った感に満ち溢れています。まだほぼ何も成していません。
ベランダに鎮座する杉無垢。
でかいです。24mm×910mm×1,810mm。
こちらを、いびつな五角形に切断するのですが、その時に活躍したのがこちらのノコギリ。
詳しくは割愛しますが、24mmの厚さでもゴリゴリ切り進めるノコギリに加え、初心者でも真っすぐ(直角のみならず角度をつける事も可能)切る事ができる。これは良いです。
切断面がとっても真っすぐ!どこの面を自分で切ったかパッと見だとわからないぐらいです。(本当はガイドの木材をクランプ固定したほうが良いのですが、無かったのでネジを打って固定させました。)
そして、あっという間に五角形の天板が降臨。この時点でほぼフィニッシュした気持ちでいます。感慨深いです。(後からわかりますが、この時点でおよそ全行程の3合目あたり)
ここから、
やすりがけ→ニス塗り→乾燥→やすりがけ→ニス塗り→乾燥→やすりがけ→クリアニス塗り
と、言葉にすると2行の作業を2日間かけて行い(乾燥時間がほとんどですが)、やっと天板が出来上がりました。頬ずりしても気持ちが良いくらい。
いよいよ完成(デスクのみですが)に近づいてきました。スチール脚をネジ止めして装着すると、ただの木の板がいびつな狭小スペースにぴったりはまるデスクに!多少ご愛敬な部分はありますが、自分で作ったデスクは相当にテンションがあがります。これから長く使っていきたい、経年劣化とかも楽しみ、そう思ってしまいます。使う前から。
仕事環境の整備
やっと土台ができましたので、この素敵デスク(自己満)で長時間仕事をしても快適に過ごせるように、今回もろもろアイテムを揃えました。
モニター:Amazonでいろいろ探して評価の高かったASUSの23incモニター。フレーム幅が小さくてスマート。これにモバイルPCをつなげて仕事します。
ワイヤレスマウス&キーボード:デスク上にものをほとんど置かないので、キーボードは大きくても使い易いものを、という考えのもと下記に。とってもタイピングし易くGoodです。
スマートフォン充電器:なるべくケーブルを排除したいので、これまで使った事が無かったQi充電にしてみました。2台同時充電可能。そこそこ充電速度は速い気がします。
モバイルPCスタンド:なるべくデスク上にものを置かないで広々と使いたいと思い、購入。デスクを有効活用できます。
電源タップ:あまりケーブルは出したくは無いのですが、やっぱりたまには電気機器を使うシーンも出てくると思い購入。こちらはシンプルですけどコンセント穴の間隔が適度に空いていて使い易そうなので決めました。
全てのアイテムを配置したらこのような形に。だんだん完成が見えてきた気がします。あとは最後にして最重要なケーブリングを残すのみ!
ケーブル処理
おしゃれ(自己満)なデスクが出来たとて、ケーブルでごちゃついていたら素敵じゃ無いです。やっとタイトルの「ケーブル嫌いの仕事デスクづくり」に向けて作業開始です。
まずは、偉大な先人の方々のnoteを参考に、ケーブルもろもろを天板下面へ隠します。下面にL字金具をつけ、そこにS字フック+スチールかご。いずれも100均一で以前購入してあったものを活用しましたが、付けたり外したりがし易いです。
そして、ここにケーブルたちをin!これまでモバイルPCとモニターをつなげるHDMIケーブルが無駄に長く(3m)非常にみっともない状態でしたが、これでやっとすっきりしました。
次に、電気供給としてデスク左下壁コンセントから延長コードを引っ張ってきてますが、そのコードがだらしなく垂れていましたので、これをスチール脚にマジックテープで固定。天板下部分も吊り金具でリードしています。足元もこれですっきり。
電源タップも、極力机上からはものを排除したい欲がすごかったため、天板下に磁石テープで貼り付けました。とってもすっきり。磁石で脱着可能にしているため、デスク上に出して使用する事も可です。
最後に、デスク上に配置想定だったモバイルPC。せっかくモノやケーブルを排除してすっきりにいていたのですが、このPCがなかなか存在感が…。とはいえこれは絶必。
noteで先人たちの偉業を色々研究したのですが、なかなか私のケースには当てはまらず。散々悩んだ結果、
この窓枠を有効活用しました!
この窓、廊下に面した窓なので、雨などが入ってくる事はほとんどありません。
これで、デスク上は必要最低限のもの、のみ。目的は達成されました(自己満)
おわりに
デスク上にケーブルがほとんど見えません!これがこんなにも気持ちが良いだなんて。もうケーブルごちゃごちゃには戻れません。本当、やって良かった。
ちなみに、今回かかった費用はこのような感じです。
手間はかかりましたが、その分費用はあまりかからずできたかと。
デスクのみだと¥1.8万ほど。いびつなデッドスペースもDIYをすればぴったりシンデレラフィットなデスクが作れます。
もし気になる事やご質問があれば、いつでもTwitterまでご連絡ください。お待ちしてます。
※2020.5.28 追記「モニター台制作」
本記事をupしてから1週間ほど経ちましたが、引き続きとても快適です。モノとケーブルをなるべく減らしているので「何か新しいものが欲しい」という欲も無ければ不満も無いです。ただし1点を除いては。
何かといいますと「モニター台」。
これがあったほうが良いか、否か、逡巡していました。
理由としては、
①モニター単体だと、目線を下に向ける形での利用に。なので長期的には首や腰に負担がかかりそう。
②モノを減らしているのでデスクが広い。なので使い易さ重視で大きめキーボードにしているが、これが何か書きモノや読みモノをする際に少々邪魔になる。横にどければいいが不格好。
という点で悩んでいました。
そこで、結論、またDIYをしました。自分の好みなものを好みの寸法で作れるのが良いところです。
今回細かい作り方は割愛しますが、デスク天板の木材が余っていたので、それを活用してデスクとテイストを合わせたものを作りました。なので改めてかかった費用は、脚につけた滑り止め約200円。これのみ。
(制作日数:2日)
そして、
2日(ほぼヤスリがけとニス塗り)かけて作ったモニター台が、
こちらです。
デスクとテイストが一緒で嬉しいです(そりゃあ、同じ木材と同じニス使ってますからね)
尖った部分や引っかかる部分を作りたく無かったので、裏面にL字金具は使っていません。ネジも見せたくなかったので、木ダボを使って埋めています。触り心地は滑らか。
脚の裏には滑り止めを設置。
これで目線は5cmは上がりましたので、前傾姿勢をしないで背中がピンと。
そして、もう1つの目的であるキーボード収納。木材切り出しもヤスリも全てアナログ手動でやった為、寸法は結構細かく見てやりました。また、脚が水平になるまでかなりヤスリがけ調整、これが一番の難所でした。
はい、ぴったり。もうこれはシンデレラフィットと言ってもいいのではないでしょうか?左右の余白スペースを合わせても1cmも無いです。
キーボードを完全に収納するとこのような形に。
これで書きモノや読みモノをする時でもノンストレスでスッキリです。
ケーブル嫌いの~というよりかなり木工DIYよりのnoteになってしまいましたが、行き着くところはデスクがスッキリすれば良いと思うのです。
何か気になる事やご質問があれば、いつでもTwitterまでご連絡ください。お待ちしてます。
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