このイラスト1枚で1時間は喋れます。
この一枚の絵を下絵から完成まで、数時間の出来事でした。
しかし、まるでDBの精神と時の部屋で修行しているかのように、
体感では1か月が経ったような気がします。
この感覚を忘れたくないので、この絵を3つのテーマでお話しします。
3つの改善
その1:気持ち悪い顔
下描きの顔が、真剣に描いたのに気持ち悪い。
目や鼻のパーツが狂っているわけではないが、とにかく気持ち悪いのだ。
3頭身から6頭身に変えたことで、リアルとデフォルメのバランスが合っていなかったのだ。
そこは漫画家さんの絵から学んだ。
ア:輪郭はリアルにし、目はデフォルメにしつつ少し中央に寄せて
イ:鼻筋は長くしつつもデフォルメをキープ。
ウ:そして最大のポイントは口をとにかく小さくすることだ。
エ:前旋毛の毛をふんわりするパターンもある。
これでバランスがとれたと自分で思っている。
これはあくまで1例で、他にも様々なバランスのとり方があるだろう。
その2:『金蝉脱穀』 ペン入れしない。
兵法には『金蝉脱穀』という言葉があります。
金蝉脱穀の計とは、『 敵が強大で、これ以上食い止めることが無理なうえ、がんばればがんばるほど損害が多くなるというときは、一度退却し立て直しをはかるのが上策である。』という意味である。
自分は下描きをとにかく描き込む癖があり、筆圧も強いので、その上からペン入れしても(少なくとも自分の実力では)うまくいかない。
Gペンなどいろいろ試したが、すぐには解決できそうにない。
しかし、早急に解決しなければならない。
そこで、この技能を捨てて別の方法を取ることにした。
まず、取り込んだ下絵画像をクリスタの機能(コントラスト調整など)を使ってペン入れに近づけ、汚い部分を消しゴムで消すという原始的な方法を試してみた。これが自分の中ではこれだ!と思った。
その3:アニメ塗りとクリップレイヤー
先生曰く、塗りには厚塗りなるものとアニメ塗りなるものがあるらしい。
線画の迫力を活かせるアニメ塗りを私は選択。
やり方は以下の通りです。本格的なパソコンの塗り初体験です。。
①まずは基本色を各部位にレイヤー別にべた塗り。
②その各レイヤーの上にそれぞれ新規レイヤーをつくり、『クリップ』ボタンを押す。するとその新規レイヤーはその各基本色の範囲でしか塗ることができないという制限がかかる。
③そして水彩で濃くしたいところはレイヤー数を増やし塗り重ねていく。
それが美しい陰影となるのだそうだ。
・最後に
これだけは言わせてください。
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絵は何歳でも上達できると思います。良い記事になるよう頑張ります。
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