マーケターは、最高の消費者であったほうが良きです(*´∀`*)
第11回目にさしかかりました「Tribal Professional Academy(TPA)」。
講義は全22回なので、折返し地点です。
今年はこのTPAのおかげで、学習意欲がものすごく充足され、学んだことは確実にフィードバックとして自分の中に溜まっており、先日も某メーカーの社長様を相手にした戦略をベースにした新規案件が獲得できたのも、TPAでの学びが確実に生きたんだな、という実感がありました。
仕事に子育てに忙しい中、時間を取ってとても濃い時間と学びを与えてくれている講師の弊社社長には、感謝しかありませんマジで…
ありがとうございます… つД`)・゚・。・゚゚
あとチューターの亀ちゃんもいつもありがとう… つД`)・゚・。・゚゚
しかし課題さんは手を抜いてはくれません。
今回のテーマは「消費者行動論とSTP」&「マーケティングリサーチ」で、なんと6冊も読まなければなりません。
●消費者行動論
●消費者行動論 有斐閣アルマ
●消費者行動の知識 日経文庫
●マーケティング・リサーチ入門
●心理マーケティングの基本
●インサイト
若干滅気そうでしたが、こういう時は心の中の島本和彦大先生を召喚します。
よし!!
消費者行動論とは
「消費者が製品やサービスなどを取得、消費、処分する際に従事する意思決定も含む諸活動」という定義のもと、消費者行動を様々な切り口や角度で分類・体系化し、ひたすらに研究しまくってるやつ、ということがわかりました。
体系立ててみてみると、
●消費者理解
●行動分析
●行動研究
・情報処理
・動機
・選択
●購買意思決定(購買前/購買時/購買後)
・購買プロセス
・購買特性
・これらを踏まえたマーケティング
みたいな感じでした。
とにかく消費者の行動を考えられるだけひたすら研究しまくってるんですね。とても情熱を感じます。「消費者行動分析オタク」とかがいるんでしょうね。
この中でも、消費者理解のために行うことを「マーケティングリサーチ」と呼びます。
消費者行動もマーケティングリサーチも、とにかく「消費者のことを理解しよう!」という意味で一緒のような気がするんですが、
・消費者の行動がどうなってるかを研究しまくる=消費者行動論
・消費者を理解するための手法=マーケティングリサーチ
と認識することにします。
「可視化」のために必要
いろんなメーカーさんのブランドへのご支援をさせていただいておりますが、どこも「売れない理由がわからない」とおっしゃいます。
市場が超成熟化し、ニーズが多様化した現代において、事例をベースにした「勝ちパターン」なる即時的な解決策など存在しません。課題に立ち向かうために必要なのは、まず「現状の可視化」だと思います。
この可視化のために必要な手法がマーケティングリサーチであり、マーケティング活動を最適化するための考え方が消費者行動論かなと。
行動を起こす前に現在地を確認することは、迷わないためにも重要なアクションですね。
UXやCX、文脈形成とも関連する
User Experience(ユーザー体験)と、Customer Experience(顧客体験)
これらの2つは「動機づけ」や「想起」において、とても重要な情報処理なのではと思います。
体験によって「文脈」が形成され、それが「想起」のキッカケとなり、購買における「動機づけ」になる、
実際に、情報処理機会におけるコンテクスト効果、との記述もありました。
特にいまはSNSとスマートフォンによる情報過多社会のため、情報に関する負荷も大きく、「想起」と「動機づけ」の形成において、より「体験」を意識したコミュニケーションが重要になってくる、と思いました。
自分自信が消費者であることが一番大事
色々言ってるけど、自分の行動に置き換えて考えた方が早いかもと思い、僕が最近マジで買ってよかったと思ってるアイテム「iPad Pro」を購買したプロセスを、消費者行動論に置き換えて考えてみようと思います。
ということで、「消費者行動の階層性」にとかに当てはめてみます。
これを
こう?
この中で最も大きな動機づけは、「クライアントさんが使ってて、めっちゃよさそうだった」なんですよね。口コミのWHO文脈です。しかも商品のベネフィットを間近で見れて体験できたことが大きい。
あとはタイミングで、賞与が出て他にほしいものが特に無く、TPAでの勉強、新しくリリースするソシャゲ用のゲーム機としてなど、使う機会もかなり想定されたことも要因です。
元々iPhoneが使いにくくてキライで、アップル製品に対してはかなりアンチだったんですが、最近Androidも使いにくくなり、ほとんど差がなくなってきたことによる「ブランドスイッチ」もありました。
こういうふうに、自分の消費行動も可視化していくと、色々気づきがあって楽しいですね。
理論を学ぶのもとても大事ですが、やはり自分自身が「消費者」としていろんな体験をしていかないと、消費者の心理や行動を理解するのは難しいと思いました。
弊社池田のこの記事は、まさに芯を突いた内容でした。
一人35,000円の高級フレンチや、完全予約制のお寿司は、食べてみなけりゃわからない。味だけじゃない。そこに来ている人は、どんな人たちで、どんな文脈を消費しているのか。それを体感して、実体験として理解することがマーケターにとって最も重要なことです。
なので、うまいものを食べて料理して、食材を釣ってライブに行って旅行にいって聖地巡礼してオタ活しまくることで、消費者行動を体験しまくりたいと思います。
今週も沼津いくぞーーー!!ヾ(●゚∀゚●)ノ
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