50代は巡航速度を調整する時期
今日は、今思いついたことを、構成も考えずに自由に綴る随筆、『50代は巡航速度を調整する時期』です。後、1時間で急いで文字化します。
50代も半ばになった
50代を迎えた時、遂に自分も人生の大きな転機に足を踏み入れてしまったと感じました。織田信長が、『人生五十年』を好んで舞っていたという言い伝えを強烈に覚えていて、私も何とか到達できた‥という思いに駆られました。年齢を重ねたとはいうものの、人間的には成熟とは程遠く、精神力が特段強化された手応えは皆目ありません。若い頃仰見ていた50代のオトナなんて、所詮この程度なのかな、とも思いました。これまで歩んできた道に微かな疑問が芽生え、それが大きな亀裂となってどんどん拡がっていき、進む道をリセットすることになりました。気が付けば、激動の50代も半ばを迎え、今年の5月には55歳の誕生日を迎えます。
『光陰矢の如し』ということばがありますが、日に日にその重みを実感します。大きな物語を紡ぐことを止めてからは、一日一日を大切に、と言い聞かせながら、日々を過ごしてきました。瞬間、瞬間は、大切にしていると自負しているものの、折角築いた経験の記憶はどんどん薄れていき、しっかりと文字にして記録に残しておかないと、一年前、二年前には何をやっていたのかさっぱり思い出せなくなっています。これが衰えるということなのかもしれません。なんとも切ないですね。
快適な巡航速度を知る
若い頃に身に付けたスピード感覚は、すっぱりと捨てた方がいいようです。染み付いてしまっているので、アップデートするのは簡単ではありませんが、自分が思っている以上に体力は落ちているし、精神力も脆くなっています。気力や根性を前面に出して、見込み運転で物事に対処するのはもうやめた方がいいような気がします。
自分が快適だと感じられる巡航速度を確立して、体内時計として記憶しておきたいものです。過信は禁物であり、行動計画は、自分が考えているよりもかなり余裕を持って立てた方が無難です。疲労回復にも十分な時間を準備しておいた方がいいです。無理を重ねていると、それまでに蓄積されていた疲労がいつか爆発して、牙を剥きます。巡航速度は、50代のうちにリセットをしておくのが得策だと思います。
健康な身体に感謝
私は、本当に幸運なことに、これまで大きな怪我や病気を経験することなく、ここまで来ました。現在、持病もありません。頑健に産んでくれた両親にひたすら感謝です。
これまでに髪を染めたことは一度もありません。多少血圧は高いものの、持病はなく、飲んでいる薬もありません。老眼は仕方がありませんが、近視なので、眼鏡を外せば、細かい字も読めます。歩くのが好きで、自然に下半身が鍛えられてきたので、足腰はまだまだしっかりしています。私の最大の財産が健康です。
50代用にリセットした巡航速度を守りつつ、PPKを心の底から願っています。