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政局のメモ

金曜日から三泊四日の関西旅行に出ており、本日朝のフライトで松本へ戻って来ました。旅行の間、投稿をお休みしてしまいましたので、四日ぶりに毎日noteを再開します。

今回の旅の総括は、別の機会に譲ります。本日は、日曜日に行われた第50回衆議院議員総選挙の結果を受けて、現時点での『政局のメモ』を残しておくことにします。

与党の惨敗

既に選挙の結果は確定し、与党の自民党と公明党が改選前から大幅に議席を減らし(自民党249→191、公明党32→24 与党279→215)、過半数の233議席を確保できない事態となりました。代わって、立憲民主党(98→148)、国民民主党(10→28)、れいわ新選組(3→8)が勢力を伸ばし、新設されたばかりの保守党が3議席を確保しました。自民党は、現役閣僚2名を含む実績ある現職が多数落選し、公明党は、9月に代表に就任したばかりの石井啓一氏が落選しました。与党の惨敗と言ってよいでしょう。

この結果を受けて、自民党の選挙対策委員長だった小泉進次郎氏が責任を取る形で本日辞任し、公明党の石井代表も辞任の意向を示しています。石破茂総理大臣と森山裕幹事長は、今の所、留任すると見込まれます。15年振りとなる過半数割れを受け、11/11に召集が見込まれる首相指名の特別国会に向けて、与野党間での激しく泥々とした思惑が行き交う調整合戦が行われそうです。

政治の空白は避けて欲しい

来週火曜日には、米国大統領選挙が予定されており、共和党のトランプ氏が大統領に返り咲く可能性が高いと言われています。トランプ大統領が復活するとなると、日本の対米政策も修正が必要になってきそうです。日本の首相は脆弱な権力基盤で、真っ当に対峙できるのか一抹心配です。

与党を維持すべく自民党は、今回無所属で当選した人たちの一本釣りや野党勢力の切り崩しを試みるので、石破首相の続投に落ち着くのでしょう。ただ、石破氏は党内での人望が今一つだと言われているので、選挙の敗北の責任問題が浮上する可能性もあります。また、いわゆる「裏金」問題で今回は非公認の無所属で出馬して当選した平沢勝栄氏、萩生田光一氏、西村康稔氏や、離党処分中の世耕弘成氏の処遇がどうなるのかを世間は注目するでしょう。調整はなかなか多難な印象です。

今回躍進した野党第一党、立憲民主党の野田佳彦代表は総理大臣経験者で、老練な政治家だと思います。野党大連合が成立して、再びの首班指名が実現する可能性も全くゼロではないのでしょう。

いずれにせよ、政治の空白は避けて欲しいところです。

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