戻る場所があるから旅が楽しめる
本日は、『戻る場所があるから旅を楽しめる』という、私の旅に対する向き合い方です。
自宅への生還
昨夕、自由気儘なひとり旅を終えて、無事に横浜の自宅へ帰ってきました。乗っていた飛行機が羽田空港に着陸し、空港内の通路を出口に向かって歩いている時に、「あぁ、やっとホームへ帰ってきたなあ…」と感じました。
電車を乗り継いで最寄駅に着き、自宅の玄関のドアを開けた瞬間に、「やっぱり家はいいなあ」と感じました。旅に出て、しばらく自宅を留守にしていた時には必ずこの感慨がやって来ます。
住めば都は真実
「住めば都」といわれますが、本当にそう思います。特に結婚して家庭を持ってからは、どんなに楽しく充実した旅であっても、全ての旅程を終えて、「今現在住んでいる場所=ホーム」に帰ってきた時に、最もほっとするようになりました。
アメリカで働いていた頃、年二回、各一週間の日本出張がありました。慣れない異国から、慣れ親しんでいる母国へ帰国した筈なのに、日本に滞在している間はなぜか落ち着きませんでした。全ての仕事を終えて、飛行機がアメリカの最寄り空港に着き、イミグレーションを通った時になって、やっと「帰ってきたなあ」とほっとしたものです。
神戸に住んでいた時は、東京出張から神戸に帰ってくると、リラックスした気分になりました。現在は、逆に国内出張や海外出張から横浜に戻ってくると安心できます。
この感覚は、プライベートの旅行の時でも同じです。訪れた先を堪能し尽くし、その旅行自体が最高に楽しいものであったとしても、自宅に戻ると、緊張感から解放されて、リラックスできている自分に気付きます。
私だけかと思っていたら、妻もそうだと言います。どうも今現在の生活拠点にいる時が一番安心できるようです。
戻る場所があるから旅を楽しめる
私は、旅は大好きですが、正規の居住地を持たないノマドのように、常に世界を旅するような生活は出来ない性分のようです。戻る場所があるからこそ心から旅を楽しめる。
昨夜は帰宅後、息子とゆっくり風呂に入り、夜はぐっすりと眠れました。旅によって溜まった肉体疲労は、睡眠と入浴で回復させるのが一番有効です。一夜でしっかりとリフレッシュして、今日の休日は家族とがっつりと時間を過ごすことが出来ました。
これからも大好きな旅を楽しめるように、生命線である「戻る場所」はしっかりと守っていきたいものです。