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整えるを意識する
今日は、大気の状態が不安定だったのか、午前中と夕方に激しい雨が降りました。秋も深まってきて、紅葉の色付きも進んで来ているように感じられます。「信州は秋が素晴らしい」が持論の私にはよい季節が巡って来ましたが、体調の方はあまり良くありません。
そんな現在地を踏まえ、今日は、『整えるを意識する』というテーマです。
「整える」ことの大切さ
「整える」という感覚を意識するようになったのは、長谷部誠『心を整える。』(幻冬舎2011)という本に出会ったからです。
サッカー日本代表のキャプテンとして三度のワールドカップ(2010、2014、2018)に出場し、先シーズン限りで引退した長谷部氏は、選手としてだけでなく、人格的にも非常に優れた人物であると言われます。本書に書かれていた内容について、細かな内容は忘れてしまいましたが、当時随分と感銘を受けました。
当時は、管理職として部下を抱える身であったこともあり、あらゆるものを「整える」必要性を感じていました。感情の起伏が激しく、動揺によって気持ちが乱れがちな私には、長谷部氏のアプローチは大いに共感する部分がありました。彼の書いていた内容を実践するのは、なかなか難しいものがありましたが、「整える」ことの重要性は学んだつもりです。「整える」の主語を挿げ替えることで、色々な場面に応用できます。
無意識では流される
私にとっての「整える」とは、「ニュートラルな状態に落ち着かせる、戻って来させる」ことです。「整える」為には、自分にとってのニュートラルな状態がわかっていないといけないし、同時に現在の自分の偏りの状態を把握できる力も必要になってきます。自分にとってのニュートラルと、実際とのギャップを適切に知ることができないと、打ち手が有効に作用しないし、逆効果にもなり得ます。
陥りがちなのは、「自然体=自分が楽な状態」を目指してしまうことです。「自然体」というのは、とてもイメージの良いことばなので、ともすると、自分に都合良く解釈して、怠惰や停滞を容認してしまう態度になりがちです。それが、周囲の思惑とのズレを生じさせることにもなります。
「整える」技術を発揮して、何らかの成果に繋げる為には、その目的を強く意識しないといけないのだろうと思います。苦しい状態から解放されて自分が楽になることを切望する機会は勿論あるし、それは必要なことです。しかし、その行為は「整える」という態度とは異なる場合もあることを自覚しておこうとも思います。
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