読書日記*まとめて10冊。もしPOPを書くとしたら?
じぶんで小説やら文章を書くようになって、本を読む感覚が変わった。それまでは「ああおもしろかった」で終わっていたことをアウトプットして初めて記憶に定着するってことを知った。何かの本で読んだけど「アウトプットまでが読書」とあって、今まで読みっぱなしで記憶にない本が多々ある。
小説を読み出してみて「これ読んだことある」と思うものの完全に忘れてる。忘れないために小説だって気になった文章にふせんを貼るようにした。図書館員としては本にふせんを貼るのは本を傷めるからあまりしたくないのだけれど、そのときじぶんが何を感じたかを留めておきたかった。
そうやって読む本は、文章の組み立てや描写、わかりやすくて情景が浮かんでくる文が、ただの言葉の羅列じゃないってわかる。無駄な言葉はひとつもなくてその言葉たちはゴールに向かって進んでる。
noteを書くようになったころから、その本にわたしが解説を書くとしたら?POPを書くとしたら?と考えると、言葉が出てこないことが多い。読書感想文が苦手だった弊害か?
そもそも読者がどう感じようと自由なのに、読書感想文は作者が何を言いたかったのかを問うために書かされていた。
人に勧めるために書くとしたら?これは書けそう。
というわけで、ためにならない感想文です。
『カラスの親指 by rule of CROW’s thumb』 道尾秀介
大どんでん返しが泣けて笑える!痛快な大計画をお楽しみください。
『密やかな結晶』 小川洋子
消滅していく。すべてが。なにをもって生きていくのか。
『自分を変えるノート術』 安田 修
考えてるだけでは解決しないもやもや不安。
ノートを持ってカフェへ行こう。
『「バカ売れ」POPが面白いほど書ける本』 中山 マコト
「買ってほしい」じゃない。「買いたい」と思ってもらうPOPの秘密
『むかしむかしあるところに、死体がありました。』青柳 碧人
みんなが知ってる物語。でも真実は?って思いました。
『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』山田 詠美
喪失から始まる家族の物語。生きるために死ぬのか。死ぬために生きるのか。
『賢者の書』喜多川泰
人はいつだってどんな状況だって変えて生きていける。
『間宮宙のスランプ: 黒のプリンセスと孤島の吸血鬼』池田クロエ
おそろしいのはエネルギーヴァンパイア!
『間宮宙のスランプ: 奸計の魔術師』池田クロエ
思い込みの魔術。降霊会に参加してみませんか。
『犬の散歩グループが抜けられません! 断りにくいこと断ってますか?: もやもや人物図鑑1-3合本版』池田クロエ
痛快!なにげない日常にするどい視線。あつい。
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池田クロエさんの本に夢中で(かなり前に読み終わってた)レビューを書くまで次は読まないと決めてて。やっと新作を読みます。
乱読なわたしの頭の中はいつも旅行中。
今日はどの世界に行きましょうか?