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読書日記*INFJじゃないかとひそかに思っている堺雅人さん『文・堺雅人』
読書感想文はあんまり書けませんが、これからメモ程度に読んだよーと、書いてみようと思ってます。
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16Personalities 性格診断テスト…MBTI…この診断でわたしはINFJらしいとわかって、ずいぶんラクに考えられるようになりました。
INFJの特徴はこんなかんじです。
この性格診断テスト及び性格カテゴリーのことを書いてみたいと思いつつ、勉強不足。しかもただ楽しんでいるだけだったので、書けなかったのですが、INFJの性分である”確信を伴ったひらめきが沸き起こり、深い洞察に至ります。 物事の関連性や傾向を捉えることができ、現実世界に広く当てはまる概念を思いついて”しまったのですよ。この本を読んでいたら。
例の(半沢直樹)ドラマは見れてませんが、原作を読んで、ぴったりだなー堺さん…と勝手に思うばかりでしたが、本を読んだら、興味を抱いたことに集中して、考察に時間を費やし、アイデアを洗練させていく思考がとてもいごこちがよかったのです。ゆっくりと流れていそうな時間と、ひらがなの多いことばたち。好きだわ。わたし。ひとり勝手に仲間意識です。
僕の場合、人前にでる準備として、ひとつの「型」を身につけるために素振りをしているようである。たぶん「型」をヨロイのように身にまとい安心したいのだろう。僕にとっては礼儀作法もシェーカー素振りも、本当の動機は「傷つきたくない」なのかもしれない。
『文・堺雅人』P181
わたしはなんでも「型」から入りたがる。とくに「道具」を揃えただけでやった気分になってしまう。その道具を使いこなしてぼろぼろになってこその「型」かもしれないのに、道具がぼろぼろになる前に、理想のカタチができないからと、あきらめてしまうところがある。……現在進行形なのがこわい。
INFJの完璧主義なる性分のせいなのかは、わからない。
こたえなんてないとしても、型をつくる過程が「傷つきたくない」のヨロイになるのだから、やってしまっていることだと思うのです。
「型」と「試みる」、どちらがいいのか僕にはわからない。ヨロイを頑丈にしすぎても何だかすこし味気ないし、いつまでも未熟者でいるのはちょっと図々しい感じがする。ふたつは車の両輪なのかもしれないが、それなら一体どういうバランスがいいのだろう。
なんとも頼りない締めくくりだが、何卒ご容赦いただきたい。なにぶんこの文章も「エッセイ(試み)」なのである、一応のところ。
『文・堺雅人』P183
堺さんは本の中で役づくりとして、あれこれ「型」や「試み」や…いろんなイメージをつくりあげていて。それを楽しんでいるのが、伝わってくるんです。ことばもそう。
やわらかくふわふわしてて静かで落ち着いていて、お水とか空気とか、無色透明なかんじで、ショーゲキ的なわけではないし、かといって何も残らないわけではなく、じんわりこころの中に染み入ってくる気がして、さわやか?あったかい?うーん、表現し難い気分になります。いごこちがいい。
そして最後に、これが一番やっかいなことなのだが、そうした一連の作業が「ひどくたのしい」。いまもこうして執筆時の苦労をかたっているのが、まるで作家さんみたいで、ちょっとうれしい。
『文・堺雅人』P322
同じ体験をしたとしても、考え方はみんなちがう。だからこそたのしんだほうが、おトクな気がしてしまう、そんな感想でオチもなにもないのですが、勝手に仲間意識をもって読んだ本でした。
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