高齢者のリハビリ日記 退院6日目
90歳の男性Aさん。腹痛が原因で2週間ほど入院されました。こんな時期なので入院中は面会もできず、ご家族は男性の痴呆が大きく進んでしまうのではないかと心配されていました。幸いお身体の不調も徐々に回復されて、同時に院内を歩くリハビリも行えていたようで、退院後は痴呆は大きく進むことはなかったようです。
ベッドに一日中寝ている毎日から日常に戻って来られたので、足腰を強くするリハビリをしたいということで、ご自宅でお話しをしながら、簡単にできる体操をお伝えしてきました。
立位でのリハビリ体操
お身体が弱ってくると、椅子から立ち上がるのも時間がかかるものですが、Aさんの場合は立ち上がりはとても素早いので、今日は立位からスタートしました。
しっかり捕まりながら、小さく足踏み。
足踏みをしながら、右手を先ほどのように肩先につけてから上げて降ろす。これを左でも行う。
腕の上下をメニューに入れたのは、腕を上げることで内臓が引き上がり、腸の働きを助けられるようにするためです。
また、長くベッドで寝ていたためか、ふくらはぎが「突っ張るように」固くなってそれが腰にも響いていたので、次のような体操も加えました。
両手を壁につき、足は前後に開きます。
ゆっくりと壁を押すようにして行くと、後ろ足のふくらはぎが伸びます。
このストレッチを行った後にお家の中をゆっくりと3回歩いていただきました。
「教えていただいたことをすぐに忘れてしまうから」とおっしゃって、毎日行ったことをノートに記されているAさんですが、ちゃんと前回のエクササイズも覚えていらして、一日の中で行ってくださっているようです。
このリハビリ日記は、Aさんのことをよく知っているmarippoがその日のお顔の色や会話の端々から体調を読み取って行わせていただいています。どなたにも適応できるものではないことはご了解ください。
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