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13日目:ようやく「勤務間インターバル」と「7時間睡眠」についてちゃんと語る

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前日の就寝時間: 0時
今日の起床時間: 7時15分
睡眠時間   : 7時間15分 〇
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私が世の中の大きな課題だと感じているものの一つに、「長時間労働」の問題がある。
「日本は」と言ってしまうと話が大きくなりすぎてしまうが、少なくとも「私の会社が」とするならば、本当に長時間労働が常態化していると言っていい。

私はその状態に憤りを感じている。何とかしたいと思っている。

私が長時間労働に憤りを感じている理由


憤っている理由は2つある。
❶危機感
長時間労働を続けることで、社員が疲弊してしまう。社員を大事にし、働きやすい職場にしないと、今いる社員だって休んだり辞めてしまうし、優秀な若い人が敬遠してしまう。つまり、人材確保が困難になり、やがてこの会社は潰れてしまうのではないか。
❷私が残業をしたくない
私には小学生になる子供が二人いるので、過度な残業はできない。義理の祖父母と半同居しているが、夜遅くまでは頼めない。それに、仕事以外で他にやりたいことがたくさんある。でも、自分は定時で帰るけど、他の人が残業を当たり前に仕事をしていると、彼らと同じ成果を出せない。「効率化して短時間で成果を上げる工夫ができるはず」と以前は思っていたけれど、組織が残業を前提にしていると、個人の裁量で何とかなることは少ない。私が時間がなくて無駄だと思って省く業務も、「なぜ、あなたはそれをやらないのか」と言われる。「終わるまで、時間をかけても仕事をする」というマインドを何とかしなくてはいけない。
要は私の肩見が狭くなる、それが嫌だ、という超個人的な理由だ。

でも、❷は、私一人だけの問題ではないと思っている。
もはや、「24時間働けます」みたいな人はいない、いても激レアな時代。
そんな中、24時間働ける人に合わせて仕事をしなければいけないとなると、無理して残業して家族関係に支障をきたすか、自分のやりたいことは諦めるか、組織内での出世を諦めて割り切って働くか、組織を去るか。そのどれかになるだろう。❶にもつながるはずだ。

こういうことを言うと、「根拠がない」「我が社は安定しているから、若者にも人気である」「志願者数も増加している」と言われてしまう。確かに、わが社に関する明確なデータは持っていない。
でも、休職者数や退職者数の割合は増えている。人事部はその原因を探ろうとしていない。「個人の問題だから」と言われて終わり。代わりの穴埋めに必死である。

働き方改革が必要なんだよ

問題は長時間労働だろう。対策は働き方改革以外ない。

もうずいぶん前から、先進的な民間企業は、自社の成長や生き残りのために、働き方改革を進めてきた。その根拠も、成果も、もういくつも示されている。
それを「他社の話だから。うちは違うから」と見ない振りはやめて、わが社も社員の残業時間減らそうよ、働き方改革進めようよ、社員大事にしようよ、と言うために総務部に来て4年目になった(人事部門でなないが、業務改善部門にいる)。

うるさいことを言い続けてきて、変化したとまでは言えなくても、ほんの少しでも動いたもの、位置のズレ程度かもしれないけど向きが変わったものがあると感じているし、「自分も働き方変えたいです」と行ってくれる社員も見つけた。

それでも私の部署の上司でさえ、めちゃくちゃ残業しているし、こんなに「長時間労働の撲滅・働き方改革の重要性」を伝える活動をしているのに、全然響いていなくて虚しくなる、時もある。

彼らは彼らなりの正義を持って仕事をしているのは、分かっている。
それを否定せず、でも私の主張を伝えるのに苦労している。

きれいごとなんだよ、と言われるのは分かっている。そうは言っても仕事はあるし、誰かがやらないといけないんだよ、と。
確かにそうだ。だから否定できないのだ。
だけど、理想は求めたい。やらなくていい仕事を見つけたい。
自分の憤りから目を背けることを、私はしたくない。


羅針盤的な存在

私が働き方改革に目覚めたきっかけとなった人がいる。
株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵社長である。

小室さんを初めて知った時の話はここでは省略するが、とりあえず「この人について行こう」と思い、著書を全て買い、行ける限り講演に行き、そして自費で認定コンサルタントの資格を取った。良いバックが買えるくらいの講座費だったけど、その時の私に必要なものはブランドのバックではなく、この資格だと明確に言い切れた。

資格を取り、その資格をもとに総務部へ異動し、今に至る。
小室さんに出会えていなければ、私は憤りをぶつける先がないまま、くすぶっていたと思う。今も大いにくすぶっているけど。

「睡眠と生産性」のシンポジウムを聞いた衝撃


そんな小室社長が登壇するということで、先日このオンライン講座を聴講した。

最新の研究で「睡眠と生産性の関係」が明らかに! 適切な睡眠を確保し、健康経営・働き方改革につなげる事例やツールを紹介|働き方改革ならワーク・ライフバランス (work-life-b.co.jp)

もう、びっくりした。

何に驚いたかって、「進んでいる企業は、社員の睡眠も管理する時代」になっているということを知った。シンポジウムの中で、経営者が、幹部が、当たり前のようにそう語っていた。

ちょっと待ってほしい。

❶長時間労働の是正 ←我が社

❷男性育休の義務化 ←世の中

❸勤務間インターバル ←進んだ企業

だと思っていたけれど、

❹社員の睡眠を会社が管理する ←進んだ企業

という域まで来ているのか。
我が社はどこまで置いて行かれるんだ。
危機感を通り越して、絶望感さえ感じた。

これからは私も、❹を意識して、さらに社内活動を進めていかなくてはいけない。勉強不足だったことを大いに反省した。

❶~❸までは、その必要性を実感とともに語れるけど、❹については自分もまだ「まぁ、良く寝た方が頭も働くよね」くらいの認識である。むしろプライベートでやりたいことをやりすぎて、睡眠時間は削り気味であった。

だから、「良い睡眠」を実感して、自分の言葉で語れるようになりたい。いや、ならなくてはいけない。

そう思い、ちょうどプライベートがひと段落したタイミングで、この挑戦を始めた次第である。

2週間の挑戦をどう活かすか

これまでも何度か、きちんと寝ることのメリットらしきものに気づいてちょこちょこ書いていたけど、もしかしたら当初の目的(働き方改革の延長にあるものであり、そういった視点も取り入れていけるよう、自分の言葉で語れるようにする)を果たすためには、2週間では足りないのかもしれない。
でも、とりあえずこの期間での「気づき」を言語化したい。
挑戦もあと1日(というか、月曜日の朝起きるまで)だ。

さて、今日はたくさん文章を書いたから、少し遅くなってしまった。なんとか7時間睡眠を確保できるぎりぎりの時間だ(できないかもしれない)。

では、今日もそろそろ寝ることにします。

おやすみなさい。

(就寝:1時)

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