[70MD]イルカ「なごり雪」
今回からは、『歌』単位でご紹介していきます。😊
まずはあまりにも有名なこの歌。
この歌は、かぐや姫という男性3人フォークグループのひとり・伊勢正三さんが作詞・作曲して、もともとはかぐや姫がコンサートで歌っていたものが、イルカさんの歌唱でヒットしました。
当時、かぐや姫とイルカさんは同じ事務所で、かぐや姫が「なごり雪」を歌った時のお客さんの反応を見ていたイルカさんは、この歌を歌ってくれとのオファーが来たときに、最初は断ったそうです。
『かぐや姫の歌を、私が歌って良いのだろうか』と。
でも、作者の伊勢正三さんから「ぜひとも歌って欲しいんだ。」と言われて、安心したのだとか。
結果は、もう皆さんご承知の通りです。
「なごり雪」の歌の世界と、イルカさんの歌が合ったんですね。
歌自体と歌い手が、互いに合う時に、その歌は最大限の力が出せるのです。
もちろん、その土台たる歌詞と曲がものすごく良くなければなりませんが。
この歌の魅力を引き出せたのは、それをイルカさんに歌わせることにした幾人かの人たちと、やはりイルカさん自身です。
何年か前に「なごり雪」をハングルに訳したものも聴きましたが、タイトルは直訳で「ポムヌン(春の雪)」となっていました。
う~ん、確かにそうなんだけど~・・・と、私は思いました。
日本人は、失われていくものに対して、それを『消えゆくがゆえに愛しく美しい』と感じるのです。「春の雪」だけでは、その『名残り』のニュアンスが伝えきれない。🤔
惜しいと思いましたね。
伊勢正三さんからは、他に「雨の物語」や「海岸通り」などが提供されています。彼が作る歌にも物語があります。
この名前もぜひ心の片隅に置いておいてください。😊
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