見出し画像

おすすめピルとジエノゲストで生理を楽に:薬の解説、実際の値段と服用体験談、副作用

ピル歴10年以上、ジエノゲスト服用中の筆者が、今までに服用したピルと体験談をご紹介します。保険はきくのか、気になる薬の値段や婦人科診療費も解説します。

ピルやジエノゲストの処方には、必ず婦人科医療機関を受診してください。
筆者は個人輸入した海外製ジェネリックピルの副作用で、命の危険にあいました(涙)  その体験談もあります。


〈おすすめ〉120日間生理なしの超低用量ピル、ヤーズフレックス

ヤーズフレックスは新世代の超低用量ピルです。低用量ピルは、エストロゲン(女性ホルモン)と黄体ホルモンの配合薬で、排卵を止めることにより子宮内膜を厚くしませんが、定期的に4〜7日間の休薬期間を設けて生理(厳密には消退出血:偽の生理)を起こす必要があります。ヤーズフレックスは最長120日間連続服用できて、4日間休薬します。生理は1年に最低3回となります。

ヤーズフレックスとヤーズは同じ成分です。ヤーズフレックスは休薬期間用のプラセボ錠なし、ヤーズはプラセボ錠あり。

筆者は子宮内膜症・腺筋症の治療のために婦人科で処方してもらいました。激痛の生理痛と大量出血だったのが激減して楽になりました。2日休薬(または飲み忘れ)すると生理が来ました。

保険診療で、処方約600円、薬代28日分約3000円。そのほかに初診料や内診・採血検査の費用もかかりました。(2020年)
婦人科の詳しい診療費と検査費については、後述するジエノゲストにリンクを貼った参考記事をご覧ください。

海外製のヤーズのジェネリックピルの副作用で血栓症に!

おすすめできないピルです。避けてください。
トルコ製のドロスペラDrospera、ヤーズのジェネリックです。東南アジアの有名な日本語オンラインドラッグストアOからネットで個人輸入しました。
成分はヤーズと同じ(はず?)です。
半年ほど服用して、右ふくらはぎが血栓症になりました。正式病名は下肢静脈瘤です。ふくらはぎに痛みと重だるさの異常を感じ、歩けるうちに早めに婦人科を受診して、紹介状を書いてもらい大病院で1か月半ほど、飲み薬による治療をしました。治療中はピルは中止して飲めないので、生理が来ました。
個人輸入は完全に自己責任です。何かあっても病院に責任を問えず、日本で認可されていない薬だと国にも責任を問えません。
海外製ジェネリックの恐ろしさを体感しました。うかつに海外の薬に手を出すのはやめておいたほうがいいです!

箱も薬もピンクでかわいいのに、血栓ピルでした。
3箱84日分で約3500円でした。(2020年)安かろう悪かろう。

〈おすすめ〉生理を止めるミニピル黄体ホルモン剤、ジエノゲスト

一番のおすすめです。
持田製薬が開発した、子宮内膜症・月経困難症治療薬で、保険がききます。黄体ホルモンだけのミニピルで、エストロゲンを含まないので、血栓になりません。血栓症歴のある人、血栓リスクの高い40代以上や喫煙者で低容量ピルを飲めない人、生理を止めたい人向け。
筆者は血栓症完治後に、婦人科で、子宮内膜症・腺筋症の治療継続のために、低容量ピルの代替薬として処方されました。
黄体ホルモンで排卵を止めて子宮内膜を薄く保つので、低用量ピルのように休薬して生理を起こす必要がなく、飲み続ける限り生理が来ないので、とても快適です。

保険診療で処方約600円、薬代84日分約4500円。(2021年〜)

ジエノゲストの詳細や婦人科での診療、検査・処方に実際にかかる費用などについて解説した、こちらの記事もご覧ください♪

基本の低用量ピル、マーベロン28

1相性(1種類だけ)の低用量ピルです。婦人科で処方してもらいました。21日間飲んで、7日間休薬用のプラセボ錠を飲みます。
筆者が服用していたのは10年以上前ですが、現在でも婦人科で処方されている、信頼できるピルです。
1種類なので飲み方がシンプルで飲み間違いがなく、飲み忘れても次の日2錠飲めばよく、休薬4日めに生理が来るのでスケジュール管理が楽でした。
生理が旅行と重なるときは長めに飲んで、生理日を調整していました。9週間まで休薬なしで連続服用OKだったので、生理になりたくない長期入院と手術の際には助かりました。
特に副作用もなく、生理痛が減って楽になりました。生理は2日めに量が多く、4日めに出血が減り、ごく少量の出血は6日めくらいで終わります。ときどき、特に寒い冬の期間、痛みはありませんが下腹部が少し重だるいくらいの生理痛(?)はありました。
自費診療で、薬代込み、28日分約3500円でした。そのほかに年1回の採血検査約3000円。(2007年〜2010年頃)

マーベロンのジェネリック、ダイアン34

基本の低用量ピルマーベロンのジェネリックで、ニキビにも効果があります。マーベロンより少し安く、取り扱いのある婦人科クリニックで処方してもらいました。
出血の感覚はマーベロンと同様でしたが、数年服用するうちに生理の量が減りました。ニキビもできなくなりました。
自費診療、薬代込みで、28日分約3000円でした。(2010年〜2014年頃)

〈非おすすめ〉中用量ピル、プラノバール

生理日移動用の中用量ピルです。産婦人科で処方。だるさ、イライラ、精神不安定、食欲不振、胸の張りなど副作用がありました。生理日はずらせましたが、メンタルが最悪で、こんなにきつい思いをするなら、定期的に低用量ピルを飲もうと思い、マーベロンを飲み始めました。
自由診療、薬代込みで、約1か月分約5000円でした。(2006年)
おすすめしません。

ピル処方のための婦人科選びのポイント

待ち時間が罰ゲーム並みに長い「産」婦人科医院や大病院ではなく、ピル処方目的の患者さんが多くピルをさっさと処方してくれる婦人科医院クリニックを選ぶのがポイントです。
オフィス街(東京なら西新宿など)や大学の近く(東京なら四谷など)、繁華街といった、学生or働く忙しい女性が通いやすい場所にある婦人科クリニックは、ピル処方目的の患者さんが多く、先生も慣れていて、手際よく必要な検査だけでピルを処方してくれます。もちろん、婦人科の病気や気になることの相談と治療もできます。

筆者は子宮内膜症・腺筋症で、定期的に婦人科通院の必要があるので、通いやすい繁華街の婦人科クリニックをかかりつけ医にしています。

その生理、いつまで我慢するつもり?  楽になっていいんだよ

毎月イヤでもやってくる生理。肌荒れやイライラ、過食などのPMSから始まって、トイレであー!  となり、憂鬱な1週間……。眠い、だるい、腹痛、腰痛、頭痛、大量出血のモレが心配、不快で仕事に集中できない……。そんな生理の苦痛を我慢する必要はありません。ピルやジエノゲストで楽になっていいんです。

つらい生理は異常、一刻も早く婦人科へ、生理の我慢大会は卒業しよう

日本には不思議な根強い自然信仰と我慢の文化があり、つらくても自然がいい、人工薬のピルは体に悪い、女に生まれたら苦痛は当たり前(与謝野晶子の時代かよw)、などと言われます。これ、もはや宗教です。女性差別です。
女性同士でも、痛いよね、わかるー、の共感や同情でつながらなくていいです。人と比べる必要もありません。自分がつらければつらいんです。
我慢してもつらいだけ、人生の時間のムダです。生理の我慢大会は卒業しませんか?

つらい生理は異常なので、婦人科を受診してください。それで病気が見つかったり、病気がなくても生理がつらければ立派な月経困難症として保険適用となります。

筆者は毎月の生理の激痛と大量出血で意識を失いかけるまで我慢して、婦人科を受診したら、子宮内膜症・腺筋症でした。現在はジエノゲストで生理を止めて超快適です♪

この記事で、1人でも多くの女性が生理の我慢から解放されて、快適でハッピーな人生を送れますように。

スキやフォローしていただけるとうれしいです♪

いいなと思ったら応援しよう!

marina
よろしければサポートをお願いします。サポートは活動費として使わせていただきます。