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【#1物語ができるまで】夜中の散歩

私は小さい頃から物語を考えたり1人であれこれ空想するのが大好きです。

それは大人になった今でも続いていて、物語を考えている時間は自分の世界に入り込める心地よい時であり、私の最大の趣味です。

物語が浮かんでくるタイミングは特に決まっていませんが、時には意図的にそのマインドを作ることもできます。それが「夜中の散歩」の時間です。
散歩に持って行くのは
・携帯(ここにアイディアをメモする)
・スニーカー(少なくとも1.2時間は歩くので)
・500円くらい(コンビニでなんか買うかも)
・イヤホン(気持ち作るために音楽必須)

出来るだけ人のいない遅い時間を狙うのは、気が散らないためと、物語を考えてる時はたまに感情がでて泣きそうになる時もあるので人に見られたくないから。

薄明かりの夜の公園に入る時もあるし、終電後の東京駅付近(人いなくて静か)など静かになったビルの中を歩く時もあります。
夜道の人影を眺めたり、昼間と違う顔をした都会の街を眺めて歩いていると、ゆっくりと過去の色々な事を思い出します。
そうすると全ての思い出が特別に感じられて、いつの間にか物語として繋がって行くんです。
ノリ始めると散歩が永遠に終わらなくなってしまうこともあります。

余談ですがある日の東京での出来事で、
こんな風に夜歩いてちょっと感情が入っていた時に限ってバイクに乗った若いお兄ちゃんに話しかけられた事があります。いわゆるよくあるナンパみたいなやつなのですが、
「お姉さん、夜中にどしたの、男と喧嘩した?」と言われて、「いや、べつに」と返したんですがそのあと
「少し一緒に走らない?少し肌寒いけど気持ちいいよ。俺がお姉さんの行きたいところどこでも連れてきますよ。」
と言われたのがやけに良くできたセリフだったので一応メモっておきました。
でもここまで良くできたセリフだと中々物語にも使いずらく、今使ってみました。笑

街の中はアイディアの宝箱。

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