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甘やかしたい日のミルクブリュー
今年は水出しコーヒーに続き、ミルクブリューもおうちで仕込んでみた。冷たい牛乳にコーヒー粉を浸し、じっくり抽出するドリンクだ。
これまたうまい。うますぎる。
わたしが職場でも愛強めに語るものだから、同僚たちのなかでもミルクブリュー実践者が続々と増え、大変ご好評をいただいております。おいしいものの輪が広がるのがなによりうれしいわたしだから、せっせと布教したかいがあったというもの。コーヒーのたのしみ方は、いくらあってもいいと思うのだ。
まずはレシピ、といっても、とてもかんたん。
細かめに挽いたコーヒー粉 25g
牛乳 500ml
コーヒー粉をお茶パックに入れ、牛乳に浸して24時間待つのみ。要は水出しコーヒーの牛乳バージョンです。
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お気に入りの深煎りの豆で仕込んでいく。
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お茶パックは、二重にしておくと安心。
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わたしは、ふだん使っているコーヒーサーバーで仕込んでいる。できあがったらそのまま注ぎやすいのがいいところ。水筒やタッパーなどなんでもいい。
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牛乳を注ぎ、お茶パックを沈めるように軽くおさえたらあとは冷蔵庫に入れ待つのみ。こんなにかんたんなのに、「自分で作った☆」という、ほどよい達成感も感じられてよき。スーパーやコンビニで買うどんなお茶より、実家のやかんで煮出した麦茶に軍配をあげてしまう。そんな感覚に近いのかもしれない。
水出しコーヒーへの愛はこちらで語っているのでぜひ合わせてどうぞ。
自作のミルクブリューをはじめて飲んだとき、「うまっ…」とほんとに声が出た。コーヒーを抽出して牛乳で割るカフェオレやミルクコーヒーもすきなのだが、それとはまるで別物なのだ。なんだろう、ミルク感はしっかりあるんだけど、特筆すべきはコーヒーとの一体感だろうか。コーヒー成分がじっくりミルクに溶け出した、まろやかでミルキーなかんじがとってもおいしい!
わたしはこのミルクブリューの場合、冷蔵庫から出したての冷えたものを、氷でうすめずに飲むのがタイプ。氷のあり・なしは好みだと思うけれど、まずは氷なしの濃厚な味わいを試してみてほしい。
休日の前の日になると、わたしはいそいそとミルクブリューを仕込んでいる。甘やかしの事前準備である。「明日はやすみだ、ゆっくりするぞ!」というタイミングが、ミルクブリューを仕込むのにぴったりだと思う。冷蔵庫に常備してゴクゴク飲みたい水出しコーヒーとはちょっとちがい、ミルクブリューは休日にまったり寄り添ってくれるかんじ。あくまでもわたしの感覚ですけどね。
朝ごはんはもちろん、おいしいお菓子があるときや、小腹がすいたときにも、ミルクブリューがあるとうれしい。むしろミルクブリューと合わせたくて、プリンやシュークリームをはりきって買ってきたりしちゃうわけです。喫茶店みたいな、ほっこりやさしいメニューが食べたくなる。
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ちなみにこちらのミルクブリュー、お砂糖をすこーし入れるのもおすすめだ。ふだんコーヒーにお砂糖を入れないひと(わたしもそうだ)も、ここはひとつコーヒーの可能性を信じて試してみてほしい。めちゃんこうまいです。
わたしは料理でも使っているきび砂糖を、スプーン半分くらい入れてみた。アイスドリンクにはガムシロップでしょ?そう思っていたのだけれど、わが家ではわざわざ買うほど出番もなさそう。そこでほんの好奇心できび砂糖を入れてみたら、案外ちゃんと溶けるものですな。
実用面だけでなく、きび砂糖のほどよいコクとまろやかな甘さは、ミルクブリューにすこぶるぴったりだった。コーヒー、牛乳、きび砂糖が、全員なかよく手をつないでしまっている。この癒しドリンクは、酷暑にムチ打たれた身体にも、とろりと甘やかしを与えてくれそうだ。
夏の休日の甘やかしにミルクブリュー、いかがでしょう?わたしも今日の仕事帰りに牛乳を買い足さなければ!