アウトプット大全 読書感想
最近読んで面白かった本のご紹介です。めちゃくちゃ面白いです。
著者 精神科医 樺沢 紫苑先生の
「学びを結果に変える アウトプット大全」だ。
この本は、人生の中でいかにアウトプットが大事か、ということが書かれている。
インプットが「読む」「書く」であれば、アウトプット「話す」「書く」「行動する」ということだと樺沢先生は言っている。
アウトプットに「行動する」ということが入っていたことに驚いた。
「誰かに会いに行く」ということも、「理解できなかった点」を読み返すということも、アウトプットの1つなのだ。
この本を読んでいろんなことに気付かされた。気づいた点をブログで紹介していたが、今回noteにもアップすることにした。
気づいた点1)
わたしは今までアウトプットをやっていたと思っていたが、そうではないということに気付かされた。
インプットとアウトプット3:7の比率だそうだ。わたしの場合、たぶん6:4・・・?一般的には80%が7:3ということらしい。
7割アウトプットすることで、知識が頭にはいって覚えやすく忘れにくいということだ。
確かに読んでいるだけでは何も頭に残っていないことが多い。読んだつもりでも、内容を聞かれたらうまく説明できない。これじゃ読んだ意味がないし、読んだ時間がもったいない。
これからは何かを勉強するときは、7割アウトプットにトライしたいと思う。
気づいた点2)
「話す」というアウトプットは、勉強するときの声を出して覚える行動だけだと思っていたが、「人と話す」という行動も、アウトプットと書かれている。
何かを読んだり、観たりしたことの感想を話すというのも、アウトプットらしい。
人と話す行動がアウトプットというのが非常に驚いたし、今まで自分はそれをあまりしていないことに気付かされた。
家で仕事をしているせいもあるが、ほとんど家にいる。会話の相手はもっぱら旦那さんだ。友人もそれぞれ家庭があり、なかなか会えない。
「人と話す」というのは、これからは機会を作っていきたいと思う。
まずは、すぐにできることから。それが、この本の読んだ感想を書くことだった。こうして感想を書くことで、この本の内容が長く記憶に残ってくれると大変嬉しい。
気づいた点3)
ポジティブな会話とネガティブな会話の比率が5:1を下回ると、夫婦は高い確率で離婚にいたると書かれている。
確かにネガティブな話ばかりしていて、一緒にいて楽しいはずがない。
それが夫婦だけでなく、友人でも同じだろうと思った。
人間関係や、仕事のパフォーマンスもポジティブ比率が高くなるようにしていきたい。
ある心理学者が悪口はストレス発散になり、長生きすると言っていたが、樺沢先生はまったく逆のことを言っている。悪口はストレスがたまり、ネガティブ思考のトレーニングをしているようなものだと。常にポジティブでありたいと思わせてくれる。
気づいた点4)
「ギブ&ギブ」精神。
人は常に何か依頼されたり、お願いされて何かを「ギブ」すると、相手からの「テイク」待っている。私もそうだったし、たぶん多くの人がそうだと
思う。
でもそうではなく、相手からの見返りを期待せず、「ギブ」していくことで、人からの信頼をどんどん得ていくということが書かれている。
この本を読む前に、実際「ギブ&ギブ精神」このことを言っている人を知っていて、その人がどんどん成功しているのを間近で見てきた。しかもすごいスピードで人脈を築き、仕事にそれが反映されている。
わたしが一体なにを「ギブ」できるかわからないが、わたしが「ギブ」できることは、できるだけしていきたいと思った。
気づいた点5)
ギリシャで自己紹介するときに、英語で考えたものを暗記して、それを繰り返し使っていた。
これは無意識にやっていたことだが、これを日本語で同じことやるのもアウトプットということが書かれている。30秒、60秒くらいの自己紹介を専門用語などを使わずに、誰にでもわかるように話すということ。
この本に自己紹介の例が書いてあるが、それを見て、なるほどと思った。
日本語で自己紹介なんて、きっちり考えたことがなかったが、ブログの自己紹介ページの説明を考え直そうと思う。この記事を書いてから、noteにも自己紹介記事を書こうと思っている。
そういえばまだ書いていなかった・・・^^;。
気づいた点6)
高い学習効果を得るには、「手で書く」こと。「書く」ことにより脳が活性化され、記憶に残る。よって高い学習効果が得られるということが書かれている。
最近はパソコンや携帯ばかり使うので、手で書くという行動が激減している。それでは脳が活性化しないということに気づいた。これからは手で書く作業を増やしていきたいと思っている。
気づいた点7)
本を読んだときに書き込むこと。読書するとき、わたしは今まで本に書き込みすることをほとんどやったことがない。
本を汚したくないからだったが、樺沢先生は、重要な部分に書き込むこで、
本の内容の理解が圧倒的に深まり、記憶にも残りやすくなるからと言っている。
そうだったのか!と驚いた。これからはきれいに読むことは忘れて、記憶に
残る方を優先に、書き込みながら読もう!と思った。
気づいた点8)
日記を毎日書くこともアウトプットの1つだということで、日記を毎日書くことで「書く」能力が鍛えられると書かれている。
1日を振り返り、自分自身を見つめ直し、自己洞察力が鍛えられるというもの。なかなか日々自分自身を見つめ直すということをしないし、人を観察しても、自分を振り返ることはしない。
わたしは今まで日記を書くのは続かないだろうと思ってやったことがないが、まずは何か毎日書いてみたいと思う。
楽しかった出来事やポジティブな内容の日記を書くことで、日常の中から楽しいことを発見する能力が高まるらしい。
これを毎日続けることで、仕事や勉強が続けやすくなり、集中力、記憶力も
高まるという研究結果があるそうだ。
これは素晴らしいと思う。勉強を継続することが日々衰えている今、日記を毎日書くことで、こういう能力が高まるという。一石二鳥、いや一石三鳥の効果ではないか。
アウトプットがいかに大事か。それがよくわかった本でした。