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ミッシング 感想

本作は、失踪した娘を探し続けるお話。
世の中に向けたメッセージも裏テーマとしてあると思った。
人間とはどうしようも出来ないことがあると何かに縋ってしまうほど、どうしようもない感情になったりする。
自分と同じような熱量で探して欲しい
自分ではどうにもできない問題だからこそ、熱量が一緒でないと諦めを感じて手を抜いてると思ってしまい攻撃してしまうんだろう。
中々状況が変わらないもどかしさの中で、母として何ができるか問いながら
どこかで元気に生きていて欲しいという想いが、探し続けることに繋がっていたし、自分への戒めのようなものも感じた。

私は結婚もしていないし、勿論子どもはいない。
本当の辛さは当事者にしか分からないが、似たような経験をしている人を私は何人も観てきている。それを知る手段としてあるのが報道番組。
報道は事実を伝えないといけないが、それを受け取ってないことをあるかのように膨らませて誹謗中傷してしまうのがSNS。
自分の価値観で放った言葉が刃のようにグサッと刺ささるし、逆に無関心であっても誰も頼ることができない状況や世の中を造っているのかもしれない。私は正直、可哀そうどまりになっていて何か行動に移せていたかと問われるとどちらかと言えば無関心寄りに近い人間である。
大事なのは事実を知ってどう自分が感じ考えるか だと思った。


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