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宝探しゲーム

療育での出来事。
わが子は競争大好き、遊びが大好きな典型的わんぱく男子。

同じ時間帯に2名まで受け入れをしているため、曜日と時間によっては
運動のアクティビティの時間、同じ療育のお友達とゲームをすることがあります。

宝探しゲームでつかう宝は、アルミホイルでつくった6個のボール。
6個のボールにそれぞれ違った色(青・赤・ピンク・紫・緑・黄)が塗られていて、部屋のどこかに隠されたその6個のボール、全色を早く見つけられた方が勝ちというゲーム。

このゲームの面白いところは、どちらの子どものボール6個(6色)ゲットできるようにボールの数はそれぞれの色×2個用意されているところ。

なので、仮にA君が紫を先に1個ゲット、続けて2個目も先に見つけた場合、A君にとっては紫のボールはもういらないわけだから、B君に「はい、どうぞ」と渡してあげることもできるし、「その場に置いたままにしておく」ということもできる。

うちの子は勝ちたがり屋なので、我先にとボールを探しに行き、順調にボールをゲットしていきましたが、紫色のボールがどうしても見つけられず、先に紫色のボール2個とも見つけ出したお友達が「はい、どうぞ」と渡してくれて全色ゲットできていました。

このゲームをするなかで、先に取られて悔しい、負けて悔しいといった自然に湧き上がる感情の適切なコントロールの仕方だったり、「はい、どうぞ」「ありがとう」という社会で生きる上で必要不可欠なコミュニケーションスキルを学ぶことができます。

「はい、どうぞ」や「ありがとう」などが言えたときは、「素敵な言葉を使えたね!」と褒めてもらえるのでどちらが勝っても負けても両方いい気分になれる工夫もされています。

さすが療育。

大学では教育関連のゼミに所属していたので教育への関心高めであるという自覚はありますが、療育というものは子どもが実際にお世話になるまで知りませんでした。
もっと早く知っておきたかったと思う今日この頃。



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