ユキと仏の、楽しい正月日記（？）
周りが2023年を振り返ったり、2024年の抱負を綴っている中で、私も何か書いておこうかなぁ〜と、ぼんやりと思い、今タイピングをしている。記念すべき一発目はどんなことを書こうかなぁ〜と、ぼんやりと思い、今MacBookを叩いている。んーーー、年末年始の帰省のことにするか。
ご存知の方も多いかと思うが、私には二つ下の妹ユキがいる。なかなかにイカした（イカれた？）妹なので、素性が気になる方はこのnoteの最後に関連記事のリンクを載せておくので、後ほどどっぷり浸かっていただければと思う。
さておき。
年末年始は、父も赴任先のロンドンから一時帰国するので、ユキも私も毎年実家に集合している。ただ去年と異なるのは、今年は私が結婚をしたので、仏も年越しのメンバーに加わったということである。（こんな私と結婚するような素敵旦那様なので、このnoteでは仏と呼ぶことにしている）
年越しをどちらの家族とするのかしないのか、年始の挨拶は何日に行くべきか、などなど。各家庭で事情が異なり、色々あると思うが、今回仏は溝口家と溝口の家で新年を迎えることになった。
全員が集合したのは31日の大晦日。
・・・と、今年の話をする前に。ユキと仏の関係性について、前段で説明しておいた方が良い気がしてきたので、流れをぶった斬って書こうと思う。
ーーー
二人のファーストミートは、遡ること1年前の2022年12月中旬。当時、私が仏とお付き合いをしていることは知っていたユキだったが、実際に会ったことはなかった。（両親も存在は知っていたが、そこまで詳細は知らなかった）そして私も特に急いで会わせるつもりはなかったのだけど、12月頭に、仏と仏ママと私との3人で初めてランチをした時に、ふと思ったのだった。
あれ・・・？私もそろそろ家族に直接紹介すべきなのか？
とはいえ、私の母マサヨと仏と3人でランチというのは、あまりイメージがわかなかった。かといって年末年始に帰国する父ユースケに急に会わせるイメージもわかなかった。突然会わせたら、お父さんびっくりしちゃうんじゃないかって。となると、残るはただ一人。アイツだ。
普段東京で一緒に飲むことなんてないのに、「来週の夜どこか空いてない？ご飯しよう」とLINEを入れた。おそらく全てを悟ったユキは多忙なスケジュール（仕事ではなく友達との飲みで）の合間をぬって会ってくれることになった。仏にもそのことを伝え、途中参加で来てもらうよう裏で二人で調整をした。この時、仏が来ることはユキには伝えていなかった。
迎えた当日。ユキは毛玉だらけの白のニットで現れた。そして着いてすぐに「で、今日、来んのか？」と聞いてきた。ビンゴ。「んだよ〜、やっぱ来るんだったらこんなワンマイルウェアみたいな格好で来なかったのに〜」と言っていた。
そして仏（ど緊張）が合流するなり、ユキ（余裕）は「ウスウス〜〜」と挨拶をし、「二軒目行くか〜」となったその二軒目では、既に仏にお酌をさせていた。その横で「いつお母さんやお父さんに会ってもらうべきかな？今回の年末年始は、私の口から『こんな人と付き合ってる』と具体的に伝えるだけに留めて、また次の帰国のタイミングで会ってもらうって流れがステップバイステップで自然かな？そっちの方が心の準備ができるかな？」と私が相談を持ちかけると、
は？ステップも準備もないだろ。なんで刻む必要がある？ いつか会うんだったら、もう今年の年末年始のユースケ帰国タイミングでアポ取るっしょ。
ごもっともだった。妹のこの一言が後押しとなって、私は2022年の年末に仏と両親（と、もちろんユキも同席）を会わせたのだった。
それ以降、私とユキと仏の3人のLINEグループもでき、案の定、仏はユキの虜になった。街中で『いかにも』な飲み屋を見つけると、「ユキとかとこういうところで飲みたいよなぁ〜！」と楽しそうにしている。そして、ユキも義理の兄が出来て嬉しいのか、ChatGPTと間違えているのかはよく分からないが、仏宛てにLINEをしてくる。
ねぇねぇ、暇な時でいいんだけど、東京駅周辺で飲むとしたらどこがある？
暇な時でいいと前置かれているのにも関わらず、仏は即レスする。愛なのか、愛故の恐れなのか。
ーーー
話は戻って（ようやく）今年の大晦日。私とユキは既に実家入りしており、仏が昼過ぎに合流するという流れだった。14時半ごろ仏が駅に着くことをユキに伝えると、
しゃあ〜ね〜な〜。お姉ちゃんと一緒に迎えに行って、浦和を案内してやるか。あれだな、昼から「力」で飲むか。浦和に来たなら、レッズサワー飲んでもらわねぇと。
「力」とは、サッカーの浦和レッズファンが集う居酒屋で、ユキが言っているレッズサワーとは、バイスサワーのことである。
大晦日、実家で年越し蕎麦まで準備されているのにも関わらず、我々は「力」で宴をスタートした。結局、瓶ビール一本とレッズサワー一杯で抑えたので、そんなに大量に飲み食いしたわけではないけれど。
3300円のお会計をもらって、ユキが一言。
まぁまぁ、ここは払わせてもらいますよ。日頃のなんちゃらってやつだな。まぁまぁ、いいってことよ。
私たちがこれまで彼女に貢いできた額は棚に上げて、帰宅早々、母親に「力行ってきたー！お姉ちゃんたちに奢ったったわーーー！」と言っていた。なんやコイツ。
その後、17時すぎから家での宴がスタートし、紅白が始まるか始まらないかくらいのタイミングで父が寝た。早々に寝た。私も母もそこからはほとんどお酒は飲まず、ユキと仏のみが飲み続けた。途中、ユキの地元の友達夫婦が急遽遊びに来るというイベントもあり、来るなり酔っ払っているユキは、
あぁ〜、これはお姉ちゃんの旦那。今日からうちにいんの。お姉ちゃんの大学のサークルの先輩で、出会いは10年くらい前なんだけど、そっからちょっと色々あって〜
・・・と、友達に仏の紹介を（私や仏に代わって？）（頼んでもいないのに？）し始めた。友達もいい子で、ニコニコ話を聞いてくれていた。
そんな彼女らも23時ごろには帰り、我々は父を叩き起こし（ギリギリまで粘って起きてこなかった）、年を越した。順番にお風呂に入り、それぞれの部屋で寝る時間になった。実家の2階には部屋が3つあり、父母で1つ、私と仏で1つ、ユキが1つという部屋割りで寝ることになっていた。
私と仏が、さて寝るか、となっているところにドアのノック音がした。絶対にユキだ。一応「入ってもいいかー？」と確認されたので、「どうしたー？いいよー」と答えると、ドアを開けるなり、
ねぇねぇ、ちょ、足マジ浮腫んでんの。やばくね？多分酒の飲み過ぎなんだけど、見てみ？
と己のパンパンの足首を見せてきた。確かにすごくパンパンだった。ので、3人でYoutubeでおやすみヨガをして、リンパを流し、眠りについた。
ーーー
ここまで書いてきて、2800字。他にもエピソードは腐るほどあるけど、もう私が力尽きてきた。本当に面白いのは、1月1日に二人がオセロで初バトルをしたことや、3人で一緒に初詣に行ったことや、公園でサッカーをしようとユキを誘ったのに「眠いから」という理由で仏がフラれたことなのに。これじゃ正月日記でもなんでもない。まだ正月パートに入れていない。
まぁまぁ。
父から先ほど「ロンドンに着いた」という連絡が入った。どうやらユキはまだ実家に延泊しているらしいが（どんだけ長居するんだ）、こうして私たちの年末年始は今年も慌ただしく、少しだけ形を変えて、過ぎていった。
とはいえ、母とユキにはまた今週末のミツコの三回忌で会うのだけど。仏も行く予定なので、そこでのコラボも楽しみにしつつ、今日はこの辺にしておきます。
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