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ナオミとカナコ 奥田英朗

二人は運命を共にし、男を一人殺すことにした。
「わたしたちは親友で、共犯者」

復讐か、サバイバルか、自己実現か——。
前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。

望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。
夫の酷い暴力に耐える専業主婦の加奈子。
三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に
追いつめられた二人が下した究極の選択……。
「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」

すべては、泥沼の日常を抜け出して、人生を取り戻すため。
わたしたちは、絶対に捕まらない——。

わたしの好きな作家の一人に奥田英朗がいる
彼の作品は結構読んだ
この、ナオミとカナコは中でも上位に着ける面白さだ
わたしは読みやすい小説が好きで
頭の中で描写が容易になる

ふたりでカナコの夫を殺害するが
読んでいるこちらも同情してしまい
犯罪を犯しているのだが
それが悪いことなのだろうか
現在の法律がそうなだけで人を殺しても良い時もあるのではないか
そんな話
ラストも秀逸奥田英朗っぽさがでてる

これはドラマにもなり、後に広末涼子と内田有紀が演じていたが、
コレがまたピッタリハマり役だった
小説を映像化すると失敗の方が多い中
このドラマは成功でしょう

9年前に読んだ話なのに割と鮮明に覚えている
面白かったのとドラマで記憶が定着していたのかも

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