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読書感想文

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辛口に書評しています。
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#日記

あなたが誰かを殺した 東野圭吾

東野圭吾の殺したシリーズ 殺したシリーズほぼ読んでいるはずだが コレって見たことないな?と調べたら去年出版だった これは読まなくては! と図書館に予約を入れ忘れたころに連絡が来るのが東野圭吾作品 長いと1年後くらいに連絡が来るので本当に忘れたころなのだ ご存じない方のために説明すると どちらかが彼女を殺した 私が彼を殺した という殺したというタイトルがある 今回も殺したとタイトルにあるので混乱したが念のため確認 さらに調べていくと 誰かが私を殺した なんてのもあったが、これ

ナオミとカナコ 奥田英朗

わたしの好きな作家の一人に奥田英朗がいる 彼の作品は結構読んだ この、ナオミとカナコは中でも上位に着ける面白さだ わたしは読みやすい小説が好きで 頭の中で描写が容易になる ふたりでカナコの夫を殺害するが 読んでいるこちらも同情してしまい 犯罪を犯しているのだが それが悪いことなのだろうか 現在の法律がそうなだけで人を殺しても良い時もあるのではないか そんな話 ラストも秀逸奥田英朗っぽさがでてる これはドラマにもなり、後に広末涼子と内田有紀が演じていたが、 コレがまたピッタ

夏の騎士 百田尚樹

福岡旅行の飛行機で読んでしまったくらいサラッと読める作品でした。 ここのところ、百田作品が多いですが、実は読んでない作品多いので 図書館だと割と早く届くから、(百田先生図書館でごめんなさい) 立て続けに読んでみてます。 この作品はまあ、読み終わると清々しい気持ちになるって作品。 少年時代のあるある話ですねほっこりします。 カエルの楽園とは180度ですね、笑 わたしはミステリー好きなのでこれは軽かったかな・・ 一応殺人事件もありますが、とても軽い読み物です。 なんだか最近

カエルの楽園 百田尚樹

カエルの楽園はまさに日本。そして楽園とは虚構。 読み終えて一言で感想を述べるとコレに尽きる。 カエルを擬人化してお話は進むが、 平和な国「ナパージュ」は日本そのもの 読み進めていくと、イライラして仕方ない。 終始とにかくイライラ。 ナパージュの国民はアホなのか? 今の日本に被ってしまいこの国はイカレていると思えるほど。 気になるかたは是非読んでいただきたい。 そして平和とは何か考えてもらいたい。 スチームボートはさしずめ米軍ってことかな、とか いろいろと想像を膨らませ

希望の糸 東野圭吾

連続で図書館から圭吾たんが届いたと連絡 2日で読了。面白かった。 が、割と早い段階でオチまでなんとなくわかってしまい、 新たな登場人物が出てくると、この人はどういう関係なのか? と考えてしまうので、圭吾たんファンとしては伏線回収も早々とできてしまった トータルして盛り込みすぎでは? 加賀さんのいとこまで出てきて別のふたつの糸を平行線で進めていったり、 最後のほうは詰め込みすぎてちょっとこれは如何なもんかとまで思えた 流行りのLGBTQはやりすぎではないかとか むかしもそん

白鳥とコウモリ 東野圭吾

東野圭吾で小説が大好きになったといっても過言でないくらい 読み漁った。 ほぼほぼ全部読んでいるが最近は図書館で予約し忘れたころに連絡が入り読む。というくらい 相変わらず今回もあっという間に読了 最近の作品の中では一番面白かったかな。 冒頭にあっという間に犯人が逮捕され、その逮捕劇は過去の話に似たような殺人だが、全文の四分の一くらいで逮捕されてしまい、 その後どう展開していくのか?それが気になってしまい 読みふけってしまった なるほど、なるほど、 被害者家族と加害者家族、白

祈りの幕が下りる時 東野 圭吾

冒頭、ある女性が加賀さんのお母さんと分かった時の感動ったらなかったのに・・・ 思わず、はー!!!って声上げ、夫が何事かと振り返るくらいだったのに・・ 読了後は・・・う~ん、、、残念。という感想でした。わたくしは。 お話自体はすごくミステリーだし面白いんだけど。もうね、圭吾たんに関してはほぼ全てくらい読破してるのでねハードル上げ気味なのです。 女性演出家と父との関係はそれは流石に泣いたわよ。 12か所の橋の意味が解明したときはそりゃ泣くわ こんな人生もあるのかと。 こ