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日本の米が高くなった

先日よく利用するスーパーで、オーガニックではない普通の玄米を買おうと思ったら、突然値上がりしていて驚いた。
玄米5キロで3600円ほどだ。もう一度言うが、オーガニックではない。一番最低価格のレベルの玄米である。このクオリティのお米にこの値段を出すのかと思い、ふと隣を見れば、白米も同じような値段になっていた。おかしい。この白米もオーガニックでも減農薬でもない最低限のレベルのものだ。そもそも白米の方が玄米よりも格段に安かったはずなのに、どうして玄米と白米の値段が同じになっているのだろう。我が家も玄米の値上がりに商品棚の前で足がすくんで買うのをやめてしまったのだが、つまりは普段から白米を買ってきた人の衝撃たるや想像に難くない。

もうやはり、食べる量を根本からどんどん減らしていけるように努力しなければならない。
いつまでも食べていたら、どんどんお金が減ってしまう。一日1食から2食の生活が基本なのだけれど、もう本格的に週3食生活に切り替える時代がやってきたのだろうか。

現代人は食べ過ぎで、その食べ過ぎはつまりは資本主義経済に仕組まれて発生したものなのではないかと個人的には睨んでいるのだが、一度食べ過ぎな体として飼い慣らされてしまうと、従来の人類の体の正しい食べ方に戻すのはとても大変な努力を要してしまう。それほど、人にたくさん食べさせるというのは、簡単なことで、おそらく資本主義を動かしている偉い人たちはそこに目をつけたのではないかと思うのだ。どんどん食べさせる。体に多少悪くてもどんどん食べさせる。そしてどんどん病気になって、医療関連でもたくさんのお金が動く。食品と医療はどちらも儲かる。誰かが不健康になることは、その儲けとは無関係になっている。

実は私は幼い頃から学校給食のメニューに疑問を抱いていた。給食のお昼ご飯1食で明らかに食べすぎなんじゃないだろうかと、小学生ながら感じていたのだ。今でも学校給食というのは、あんな感じなのだろうか。炭水化物山盛りで、糖質もたっぷり、砂糖もどっさりな給食のメニューを食べたら、午後は当然のことながら眠くなる。牛乳だって私は体質に合わなくて飲むと吐き気と頭痛を催すのに、残したらダメという謎の厳しい規則により、毎日奮闘させられていた。こっそり牛乳を飲んだふりをしてどうにかする方法を毎日画策し、牛乳パックの時は素早く鞄のそこに押し込んで持ち帰った。今でも牛乳は飲めない。牛乳風味が強いお菓子も食べられないし、生クリームも苦手だ。とにかくあの牛乳独特の香りや成分、脂質が合わないのだろう、摂取すると体調が明らかに悪化してしまう。今でこそ牛乳は日本人の体に合わないという情報が広く知られるようになったものの、当時は「牛乳が体に合わないだなんて勘違いだ、ただのわがままだ、単なる好き嫌いだろう」と決めつけられてしまい、私は大変な思いをしていた。

猛烈な眠気により判明した、私の体は今糖尿病未満なのではないかという疑惑は、

ここ最近で疑惑から確信に変わり、つまり以前よりも米もパンもパスタもうどんもなるべく食べないように気をつけるようになったのだが、夫は米もパンもパスタもうどんも大好きなので、家にはストックを切らさないようにしている。そして私も、「これくらいの量なら眠くならずに食べられるかも」という匙加減がわかってきたので、夫の食べているものをちょっとつまみながら一緒に食卓に座っていられるようになった。

というわけで、玄米を買うのを完全にやめるというわけにもいかない。多少安い白米に切り替えるのは、夫が不可能だと言うので、それも却下。白米は食べると本当に体が辛くなってだるくて眠くて仕方がなくなる。それは私だけではなく夫もそう感じているそうで、我が家は米ならもう玄米しか食べられないのだ。

しかしここで、視点を変えて色々と調べてみれば、まさかのタイ米やバティスマライスなど長粒米なら日本の米よりも同じか少し安く買えることがわかってきた。昔は日本の米よりも高かったのにな。長粒米は日本のいわゆるジャポニカ米よりも、糖質が少なくて食べやすい。ちょっとここらで長粒米に切り替えてみるのも良いかもしれない。


しかし日本人の主食とも言える米がいよいよ値上がりとなると、本当に世も末である。給料は上がらず、なぜか下がった人もいるという話も聞こえてきて、そして物価の上昇も止まらない。一体どうしたらいいのか。もう本当に本当に日本を出て、外貨で労働して、時々日本に遊びに来るくらいがいいのかもしれない。


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MariKusu
温かいサポートに感謝いたします。身近な人に「一般的な考えではない」と言われても自分の心を信じられるようになりたくて書き続けている気がします。文章がお互いの前進する勇気になれば嬉しいです。