1.「令和の白拍子」がnoteを始めました
皆様、はじめまして。
わたくし、花柳まり草と申します。
「はなやなぎまりそう」
ではなく
「はなやぎまりくさ」
と読みます。
早速、面白い名前で申し訳ございません笑
「まりくさ」はとっても言いにくいので、「まりちゃん」とでも呼んで頂けると嬉しいです!
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
それでは、早速ではございますが簡単に自己紹介をさせて下さいませ。
■「令和の白拍子」とか言っちゃってるこの人はこんな人
私は、普段日本舞踊を踊っています。
それが仕事です。
職業の肩書は「日本舞踊家」です。
タグをつけるとすれば、 #伝統芸能系女子 …ということになるのでしょうか。
所属している流派は「花柳流」と申しまして、舞踊界では「五大流派」と呼ばれている大組織でございます。
皆様にとって、「日本舞踊家」ってかなり謎の深い職業だと思います。
「そもそも日本舞踊って何?」
「歌舞伎とは何が違うの?」
「盆踊りを踊ってる人?」
…そんなお声が聞こえてくるようです。
バレエダンサーの方よりも、日本舞踊家は普段どんな生活をしているのか、なかなか想像しづらいと思います。
そんな不思議な日本舞踊家女子の生態を少しずつご紹介したいなぁと思い、この度、筆をとることにしました次第でございます。
今回は、一体まりちゃんは普段どんな活動をしているのか、大まかにご説明したいと思います。
■「日本舞踊家」の大まかな日常
いわゆる「お師匠さん業」でございます。
日本舞踊にも教員資格のように「師範資格」というものがございます。花柳流の場合は「名取(なとり)資格」という様に、「花柳の芸名を名乗ってもいいですよ〜」という資格がございます。その名取試験に合格してから更に一段階上に「師範資格」を取るための試験がございます。
私は、主宰するお教室(若草会)でお稽古させて頂いておりますが、色々なワークショップに講師としてお呼び頂いたり、学校行事に参加させて頂いたりもしております。
また、リクエストを頂きまして、座学の講座で日本舞踊の歴史のお話をさせて頂いたり、演目の解説をさせて頂くこともございます。
日本舞踊を皆様に知って頂くために、「教える」と一言で申しましても多種多様な関わり方をさせて頂いております。
実際は、皆様から私の方が教わることばかりなのですが・・・!
日本舞踊家として活動するにあたり、「日本舞踊協会」という団体に属することが出来ます。そう致しますと、協会が主催する公演に出させて頂いたりすることが出来るのです。
また、私の場合は「超歌舞伎」という中村獅童さんと初音ミクちゃんが出演する異色の歌舞伎公演に出演させて頂いたり、市川海老蔵さんの自主公演に参加させて頂いたり・・・。
また能楽師の皆様とご一緒させて頂いたり、多種多様なジャンルのアーティストの方々と共演させて頂くという有難い機会も頂戴しております。
また和装花嫁モデルとしてお呼びいただいたり、被写体として作品作りに関わらせて頂くこともございます。
・・・この様に実は、お仕事の幅は結構広いんです。
「日本舞踊」はただ踊るだけでなく、歴史・着物・文化・風俗・美術・教育・礼儀作法・立ち居振る舞い・日本の美意識…など、様々な切り口からアプローチすることが出来るのです。
日本が世界に誇ることができるカルチャー、それが日本舞踊なのです!
何となくイメージしてして頂けましたでしょうか???
■「元タカラジェンヌ」という一生消えない肩書き
そしてわたくしのもう一つの肩書、それが「元タカラジェンヌ」でございます。
ふわふわの羽を背負い、キラキラ輝く大階段をものすごい勢いで降りてくる人たち。
そう、「宝塚歌劇団」の出身でございます。
まりちゃんは92期生、所属は星組でした。
「スカイフェアリーズ」と呼ばれている、宝塚専門チャンネルのアナウンサーみたいなこともさせて頂いておりました。
同期生には、現宙組トップスターの真風涼帆がいます。(めっちゃカッコイイですよ!!)
タカラジェンヌの生態も
「阪急電車にお辞儀をしまくる人たち」
とか
「廊下を直角に曲がる人たち」
という大変ざっくりした、かつ無駄に刺激的なワード満載で皆様に認識して頂いていると思います。
謎生態の肩書を二つ持つ女。
それが、わたくし、まりちゃんこと花柳まり草でございます。
■noteでやってみたいこと
この記事だけで私の全てが判明してしまったらツマラナイので、これから徐々に皆様にご紹介して参りたいと思います。
先ほども少し触れましたが、noteでやってみたいことは・・・
こんなことが出来たらいいなぁと思っています。
最近、思ったのです。
当たり前って言ったら当たり前ですけど、「自分の人生の道」って誰も歩いたことのない道なんですよね。
自分だけが切り拓いている道。人とは絶対に違う道。
私が誰かの道を歩こうと思っても、逆に誰かが私の道を歩きたいと思っても、それは絶対に無理な話。
もし神様がいるとしたら
「自分だけの使命や役割」「自分だけの人生の宿題」
そんな特別なギフトを頂いて、私たちはこの美しい世界に生まれてきたと思うのです。
ですからその道を、自分だけのその道を、ちょっと誇りに思ったり愛おしく思ったり大切に出来たらいいなって。
その道程では誰しもが石につまづいたり、疲れて歩けなくなってしまう時があると思うのです。
そんな時、私は誰かの何気ない一言に救われたり、たまたま読んだ本に背中を押されたりしたことがありました。
私の言葉にそんな力があるかは分かりませんが、人間の根っこの部分から出た真っ直ぐな言葉の力を、私は信じています。
だから、自分にも皆様にも正直になって、これからのコラムを書いていくつもりです。
私の拙い文章でも、誰かの心にほんわりと火を灯すことが出来たなら・・・
こんなに嬉しいことはないなって思います。
何か質問等がございましたら、ぜひお気軽にコメント頂けると嬉しいです。
noteを通じて、皆様とホッとする時間が過ごせたらいいなぁと思います。
どうぞ宜しくお願い致します!
花柳まり草
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