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わたしの繭に
あいた穴を
一週間のあいだ
時間を見つけて
修復している
そしたらまた
べつのところに穴があいて
ふたつの穴を
風が通りぬける
わたしは手を止めて
もういいや
という気になる
もう全部
抱えきれない
ひとは
知らないふりをしておけばよい
とかなんとかいうけれど
それはわたしにはとてもむつかしい
たとえ穴があいていたって
繭から出たら死んでしまうのわたし
もうそのへんの糸でいいから
手にとって
なおすの
どんなに時間がかかっても
だれかに見せるためじゃなく
ただなおすの
わたしの繭のために

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