夜中に
子どもの色鉛筆削りながら
カッター持つ手見る

この手もいつかなくなってしまうんだな

いつかなくなってしまう目で
見る

いつかなくなってしまうわたしで
思う

指先についた色のかけら
星のくずのよう

削り終えた鉛筆たち
朝を待つ

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