【宣伝】下津井茶屋でお茶を点てます|2024.夏至・半夏生
下津井茶屋でお茶を点てます
表題のとおり、2024年7月6日(土)に、瀬戸大橋のふもと【下津井】という地区にある「しもつい横丁」でお茶を点てます。その名も「下津井茶屋-浴衣で茶ちゃチャ」
〇実は、茶道裏千家中級の資格を持っています
高校時代「学校で合法的に美味しいお菓子が食べられるから」という理由で始めた茶道。といっても2年生から月に2回しか活動していなかったので、そんなに身に付くことなく卒業。社会人2年目になるタイミングで「やっぱり趣味が欲しい」と再開して4年。
再開してからはわりと本格的に(といっても、感染症の影響もあってお休みも多かった)、1回3時間越えのマンツーマンレッスンを重ねたので、気付いたら中級の資格まで取得してしまった。そして今も、東京に帰省するタイミングに合わせてお稽古を続けていただいている。
ちなみに、中級というのは上記でいう「和巾点(わきんだて)」までのお稽古を許可する「許状」をいただいているということ。茶道は基本的に口伝のお稽古なので、少しずつ身体で覚えて会得する。
本当は今年のうちに上級(引次)までの資格を取得する予定でお稽古をしていただいていたけれども、ちょっと自信がないので今年度は見送り。でも、細々とお稽古を重ねて、生涯の趣味にしていきたい。
〇倉敷は、お茶が身近にある街
関東から倉敷に移住してきて思うのは、どの地区も地域に根差したお茶屋さんや和菓子屋さんがとっても多いこと。それから、倉敷特有の「町屋」には茶室がついているところがほとんど。
だから、お茶を習っているor習っていた人や、普段の生活のなかで和菓子やお茶を日常的に取り入れている人が多いように感じる。関東にいた頃、わたしの先生も京都のお茶屋さんからお抹茶を取り寄せていたので、地元のお茶屋さんで量り売りしてもらえるというのは、良い環境だなと思っている。
お茶文化といえば【玉島】という地域が有名だけれども、そもそもお茶は北前船でやってきた文化のひとつなので、児島や下津井で「お茶を点てる文化」があったというのも頷けるなと思うし、港町のお茶文化が美観地区をはじめとした倉敷にも広がっているのも不思議ではない。
それなのに、倉敷のお茶文化って全然浸透していない。あんまりにも身近にありすぎてわざわざ「発信」するものではないのかしら。それならば、他所から来たわたしが「これも魅力だよ」と発信するのも一つなんじゃないかと思う。
〇倉敷のお茶文化ってどうやって発信したら良いんだろう
実は、倉敷移住当初から「 #くらしきで暮らす × お茶文化」はどこかで発信したいと常々思っていた。お茶会の取材に行くか、普段わたしが自宅でお茶を点てるようすを発信するか……。
どちらにしてもちょっと「ていねいすぎる暮らし」に見えてしまって、再現性のない情報になってしまうんじゃないか。そう思うと、なんとなく発信まで至らずに、半年。
〇しもつい横丁で、お茶を点ててみない?
悶々としていたタイミングで、先日「しもつい横丁」で開催された浴衣着付けイベントに参加してきた。これは、下津井の民謡「下津井節」全国大会優勝経験者の津本ゆかりさんが主催されたイベントで。
2024年は「和装でお仕事をしたい!」と思っていたので、イチ参加者として、モデルとして参加してきた。
その着付けをしていただいている最中に「わたし、ずっとお茶をやっているので和装が好きで。いつか、倉敷のお茶文化を発信したいと思っているんですよね」とポロリとこぼしたら「わたしたちも、ここにお抹茶を点てるイベントが欲しいと思っていたのよ!まりちゃん、お点前できる?」とお誘いいただいて、トントンとお茶席イベントの開催が決定してしまった。
やりたいこと、ちゃんと言葉にしてよかった。
〇当日は、15分程度のお点前が見られる&児島のお茶と下津井の和菓子をお召し上がりいただけます
そんなわけで、児島地区にも地のお茶屋さんがあるのでそこで仕入れたお抹茶と、下津井の和菓子屋さんの和菓子を召し上がっていただけます。お茶とお抹茶だけだと600円、着付けもセットで2,000円です。
お抹茶も和菓子も限りがあるので、事前にご連絡をいただければお取り置きも可能です。お気軽にご連絡ください。
新しい挑戦、とっても楽しみ。わたしは「お茶を点てること」や「お茶文化」自体がミッションではなく「くらしきで暮らす生活のリアルを発信すること」がミッションなので、当日のようすはInstagramでの発信のほか、このnoteでもレポートを公開する予定。
#くらしきで暮らす の新たな提案のひとつになれたらいいな。
お客さまとの時間、一緒に会を作り上げる仲間との時間が、とっても楽しみ。
半夏生(はんげしょうず)
やっと梅雨っぽい雨続きがやってきたので、我が家のクーラーがついに稼働し始めた。梅ジュースはきび砂糖で仕込んだので、あともう一週くらいで完成予定。今のところ、昨年の梅ジュースを飲んでいる日々。
そういえば7月2日は、うどんの日でもあるらしい。
この「うどんの日」は、倉敷のお隣にある香川県が発祥らしく。農家の忙しさが落ち着き、ひと段落した半夏生のころ、香川では収穫したばかりの麦でうどんを打ち、農作業を手伝ってくれた近隣の方にふるまい、労をねぎらってうどんを提供したのだとか。
確かに、つるっとしたうどんはのど越しが良く、疲れた日も「うどんなら……」と食べられる日が多いように感じる。
香川県が近いからなのか、倉敷にはぶっかけうどんのお店がたくさんある。そして、倉敷市民の多くが蕎麦よりもうどん派なのではないかと思うほどに、倉敷ではうどん好きにばかり出会う。しかも、みんな自分の「推しうどん屋さん」をもっていて足繫く通っていて、そのどれもが美味しい。
東北でも関東でも夏休みの昼間といえば「素麺」が定番だったけれども。この前一緒にスーパーで買い物をしていた岡山県人に「夏休みのお昼といえばうどんだよねぇ」と言われてびっくりたまげた。
わたしも幼い頃から蕎麦よりうどん派。しかも、コシのあるうどんが大好き。それでも「夏休みといえば素麺(そうめん)でしょう」と思っているので、カゴには素麺を入れた。ほら、素麺で有名な揖保乃糸だって、岡山県のお隣にある兵庫県の食べ物じゃない。
こんなにもうどんな文化は、倉敷だからこそなのかしら……と思いつつも「夏休みのお昼はうどん」と言っていた人は県北育ちのはずなので、やっぱり解せない。
夏休みの定番といえば、素麵ですか?うどんですか?