日本の冷凍食品は”日本食”?:2021年10月18日(冷凍食品の日)
実家に帰るといつも冷凍庫には「味の素の冷凍餃子」がある。
フライパンひとつ、油や水も使わずに調理ができて、焼き上がりはパリッとした皮の食感とふっくらとした具材からは肉汁がしみ出す。
父も母も太鼓判を押す美味しさで「味の素の餃子」はすっかり我が家のごちそうになった。
私自身も日本に一時帰国したときには食べたいもののひとつに入っている。
10月18日は冷凍食品の日。日付は冷凍のトウ(10)と、冷凍食品の品質を維持する世界共通の管理温度が、マイナス18度以下であることから、日本冷凍食品協会によって制定された日だ。
マレーシアにも冷凍食品はある。
ただ、日本のようにお弁当用の総菜などが小分けになっているものはないし、一袋500gとか1㎏といった大袋が中心だ。
種類はチキンナゲットとポテトフライの種類が異様に多いことが特徴で、日本のようにレンジでチンして調理するものは少なく、油で揚げて調理するものがほとんどだ。
他にも肉まんやベーグル、ピザ、冷凍野菜などもあるけれど、冷凍食品に関しては種類の豊富さや美味しさ、調理の簡単さからも日本は本当に発達しているといつも感じる。
冷凍食品と言うと、私が子どもの頃は「手抜き」や「美味しくない」というイメージもあった。でも、今は技術の進歩から「冷凍だからこそ美味しい」という感覚に変わってきている。
日本のスーパーやコンビニに行くと、冷凍食品コーナーは明らかに10年前よりもスペースは増えているし、種類も豊富だ。
冷凍技術の発達した日本での冷凍食品は日本の食文化のひとつと言ってもいいかもしれない。
次に日本に帰ったときには、味の素の冷凍餃子と本格チャーハンを食べよう。
この2つは私にとって外せない”日本食”だ。