渋野日向子さんありがとう、テレ東さんありがとう。
この週末は夜な夜なヒューストンで開催されていた全米女子オープンゴルフの観戦を楽しまれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。海の向こうの大会を地上波でライブで放送してくれたテレビ東京に感謝してもし切れない思いです。特に最終日は雷雨で延期になったのでやきもきしました。新聞にもホームページにも別の番組が掲載されていたのです。録画予約するときに緊急生放送と見つけたときは小躍りしそうになりました。
もちろん人気の渋野さんが首位をキープしていたことがファンにとってはたまらないところではありますが、ほかにも19人の日本人が参戦しています。つい最近まで九州のゴルフ場にいた人たちがテキサスで戦いを繰り広げていることが頼もしく感じられます。どの名前もこの一年に日本の大会で上位で見かけていました。
ゴルフはほかのスポーツと全然違います。テニスや野球のように動いているボールを打つ必要も、コートやグランドを速く走る必要もありません。卓球やバドミントンのように室内の無風の狭い空間でプレイするのではなく、屋外の自然の地形を生かした一つ一つ違うコースで戦います。天候に左右される上、時間が長い。マラソンですら3時間くらいで決着がつきますが、ゴルフは今回のような大きな大会だと5時間×四日間も続きます。格闘技やアメフトのように相手とぶつかるわけでもなく、多くの球技のように一つのボールをめぐる戦いでもありません。本当に独特なスポーツです。
下半身の強さや体幹の強さ、柔軟性など身体面だけでなくメンタル面また頭脳的なプレイが求められるのも大きな特徴です。設計者がバンカーや池、グリーンの形状など意図して作ったコースを攻略していくのが上級者は楽しいのだと思います。(私の場合はとにかく前に進むことで精いっぱいですが。)あちこちに仕掛けられているわなをかいくぐり、ゴールにたどり着くまで我慢我慢の連続。まるで人生ゲームのようです。
渋野さんは言わずと知れた全英女子の覇者。全米はまだ日本人で優勝した人はいません。皆の期待が高まるのも無理からぬところ。緊張はいかばかりだったでしょう。それなのに堂々として22歳とは思えない風格すら漂っています。観戦しているほうがヒリヒリしてきました。
たくさんのスポンサーのロゴをつけた出で立ちにその重圧を感じますがご本人はしっかりしたもの。所作も美しく見ていて気持ちがいいです。「花がある人」という言い回しは世阿弥が使い始めた言葉らしいですが、渋野さんには持って生まれた花があるように見えます。今回は二打差に泣きましたがまだ若いのでこれからの活躍に期待しています。
そして、テレビ局の中でも常に面白い番組を提供してくれるテレ東さん。ごきげんママ♡の好きな番組は『YOUは何しに日本へ』『ガイヤの夜明け』『カンブリア宮殿』『アド街ック天国』『開運お宝鑑定団』などたくさんありますが、今回のゴルフ中継はなによりのGood job!です。一生愛しています。
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