多々美マリィ

Born on 3/18/1994 そのうち閉じます

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最近の記事

「大人かわいい」の意味を理解した日

久しぶりにnoteを開いたら、4月に下書きを保存していた記事があったので、加筆して公開しよう。以下、本文。 今年の3月で27歳になった多々美マリィです。 人間、四半世紀も生きると、10代の頃や20代前半の頃に比べて色々と考えが変わるものですが、その直近の例が「大人かわいい」という概念です。 「どうして、ちょっと背伸びしたいお年頃の子供たちのみならず、年齢的には十分大人であるはずの人類でさえ、わざわざ『大人かわいい』なるものを目指すだろう?」 私はこの概念に対して、20

    • 2020年と目標の「生きる。」を振り返る

      「生きる。」 これが私の2020年の目標だった。 1年の目標を、年の瀬に明かすなんて。しかも、目標というのは普通「何かを成し遂げる」とか「何かを手に入れる」といった類いのものなのに、なぜ、こうした目標を立てたのか。今年を振り返りながら、語っていこう。 この目標は、他人にとってどうということはなくても、私にとっては大きな意味があるものだった。なぜなら私は、たびたび自分の人生を悲観して、死について考えてしまう人間だった(もしかしたら現在もそうであるかもしれない)からだ。 昔

      • 年末にあと一本くらい記事を上げたいなぁできれば二本。 書きたいことは決まってるのですが、書くために腰を落ち着けて気持ちを高める時間がなくて。

        • ローラ、行かないで。

          これを書いている日の前日夕方、信じがたく、そして受け入れがたい訃報に接した。 なんでなんでなんでなんでなんでなんで。 私にとっては『キンキーブーツ』の素敵なローラ。男気も女らしさも100点満点の、憧れの人。誰もが演じられるわけではない複雑な役柄を、見事に乗りこなしていた人。 彼を見たのはたった一度、この主演舞台を観に行ったときだけだが、彼の魅力と才能を知るには十分だった。 その後、赤色をこよなく愛するローラに憧れて、それまであまり選ばなかった赤を選ぶようになったほどだった

          Twitterやnoteに臨む私の姿勢

          Twitterでもnoteでも、私は基本的に、「それなりにきちんとしながらも、ほどほどに力の抜けている文章」を書くように努めている。(「それなりに」「きちんと」「ほどほどに」のどれも全て主観的・抽象的ではあるが……。) 理由は、私自身がそういう文章を読みたいからだ。 そもそも私がTwitterやnoteに登録しているのは、余暇の楽しみとして、興味関心のある事柄に関連する情報を収集するためだ。興味のあることについて最新の情報がないかを確認したり、自分の興味のある分野について

          Twitterやnoteに臨む私の姿勢

          電気グルーヴと私

          はじめに以前から電気グルーヴを好きになったきっかけをnoteに書こうと思っており、それなりに詳細に途中まで書いていた。しかし、思い入れが強いせいかどうも冗長になってしまうので、仕切り直して時系列順に簡潔に書くことにした。さっそく本題に入ろう。 なお、メンバーの石野卓球さんとピエール瀧さんのことをこれ以降ずっと呼び捨てにするが、敬意を込めた敬称略である。「徳川家康さん」とか「ジョージ・ワシントンさん」って言わないのと同じ。 私と電気ヒストリー幼少期:コジコジED曲「pock

          電気グルーヴと私

          年を取るということ(後編)

          前回の記事からの続き。年を取ることに対し、希望が持てるかもしれないと思ったいくつかの例を紹介していきたい。 年齢なんてただの数字です「年齢なんてただの数字です。」私の敬愛する、歌手で俳優の美輪明宏は、こう言っている。彼は、現在は2019年に発症した軽度の脳梗塞のため療養中ではあるが、それ以前は80歳を超えた高齢にも関わらず、自分の可能な範囲での演劇やコンサートを精力的に行っていた。しかも、雑誌やWebでのインタビューによると、体調が万全になったらそれらを再開するつもりらしい

          年を取るということ(後編)

          年を取るということ(前編)

          来月の18日に26歳を迎える。お祝いごとだといっても、はっきり言ってそろそろ誕生日を迎えて年を取るのがイヤになってきた。それに、数字だけみれば立派なアラサーだが、気持ちは永遠に小学生女児なので自分の年齢には違和感しかない。 老いの実感「老い」というものを我がこととして最初に意識したのは、20歳が近づいてからだと思う。そして、実際に「年を取った実感」が湧いたのは、25歳を過ぎてからだ。 わかりやすいのは顔の変化だ。まだ「しわ」とまではいかないが、筋肉の一定の動きの跡を、肌が

          年を取るということ(前編)

          中村佑介さんのこと

          先日、ラジオを聴いていたら思いがけず中村佑介さんの超レア画集が当たった話を書いたが、お礼の気持ちを込めて描いてみたのがこちらの絵だ。 さて、今回は私が中村さんのファンになった経緯について書いていきたい。ただのオタク語りなので、読んでも得しないこと請け合いだが、中村さんのファンや、(いるかわからないが)このマリィのファンなら、もしかしたら面白がっていただけるかもしれない。 最初の出会い中村さんについて、覚えている限り一番古い記憶は、高校生の頃。新聞の夕刊の文化欄に中村さ

          中村佑介さんのこと

          うれしいサプライズ🎁

          2020年1月17日、ニッポン放送の番組のスペシャルゲストとして、前から好きなイラストレーターの中村佑介さんが生放送でご登場すると知り、「これはまたとない機会だ!」と思い、聴くことにした。 中村さんは、以前からツイキャスをやられていたり、関西のラジオ局でご自身の番組をお持ちだったりするが、私はツイキャスの時間にタイミングが合わなかったり、関東在住のため地方のラジオを聴くにはアーカイブや有料アプリを利用するしかなかったりして、普段は簡単には聴けないのだ。 ラジオに耳を傾けな

          うれしいサプライズ🎁

          noteを始めるまで(後編)

          前回からの続きです。 ずっとnoteが気にはなっていたもの、始めるきっかけがなかった私に訪れた転機。 ひとつめは、2019年末のこと。 私の好きなとある音楽ユニットから、noteを含むいくつかの公式SNSの有料コンテンツとしてMVを限定公開するという告知があった。以前からnoteが気になっていた私は、迷わずnoteを選択した。 ふたつめはつい先日、2020年の1月中旬のこと。 大学時代の先輩に久々にお会いして雑談をする中で、この先の時代の新しい自己表現や収益の手段とし

          noteを始めるまで(後編)

          noteを始めるまで(前編)

          noteの存在を知ったのはいつだっただろう。2018年にはすでに知っていて、デザインについて友人が書いた記事を読んでいたから、それよりも前だ。 私は自分の考えを文章にするのが好きで、Twitterは10年近く前に初めて登録して以来、何度かのアカウント整理を経て今日まで続けている。また、興が乗れば長文のツイートを連投することもある。そんな自分にとって、文章を読み、書くことで他の人とつながっていくユニークなサービスが、魅力的でないわけなかった。 しかし、私はすぐにnoteアカ

          noteを始めるまで(前編)

          スロースタート、あるいは初めての記事

          多々美マリィと申します。このたびnoteを始めました。 この名前は本名ではなく、一般的にいえば「ハンドルネーム」、文学的にいえば「雅号」、人聞き悪くいえば「偽名」です。なぜこのような名前にしたのか、由来なども追々語れたらいいと思っています。 さて、最初の記事のタイトルに「スロースタート」とつけた理由。 それは、こうして最初にnoteに記事を書くまでに、大変な時間を要したからです。そのことについて書いてみたら案外長くなりましたので、今後公開する記事で、順を追って振り返って

          スロースタート、あるいは初めての記事