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《詩》-天窓に吹く風- vol.21
天窓から見える星は冬になる程煌めいて
星空を流れる風は夜が染まる程 濃藍色に撫いでゆく
銀色の樹木達が
そっとそっと囁いて
サラサラ心に滲みてくる
真珠の月と水晶の地球
宇宙の風は吹き抜けて
時には渦巻いて通り過ぎてゆく濃藍色の風
土星の輪を滑り 月肌を撫で 地球へと流れてくる
聞いてみたい 宇宙の神秘
濃藍色の風は知っている
私の知らない宇宙の息使い
今夜
優しい風の輝きを見つけた
濃藍色の風よ
君が駆け抜けてきた宇宙の物語を聞かせておくれ
いつも天窓は 開けておくから
ー 天窓に吹く風 ー