恥ずかしげもなく愛について語ろう〜第58回『売れっ娘ホステスの会話術』黒服コタロウ

前回取り上げた名著が
『思いやりの人間関係スキル』という
典型的アカデミックな本でした。

ですので、今回は対極にあるような
現場感満載のテクニックが
紹介されている本を取り上げてみますね。

実はこの本、あくまでも知識として
プロホステスのテクニックを把握しておこう。。。
そんなふうにあまり期待せずに読んでいたのです。

ところが実はアカデミックな難しい本よりも
わかりやすかったです！！
具体的な方法がとっても理解しやすいのです。

ホステスという仕事は、
まさに人間関係、恋愛関係のプロですね。
さすがに学びがありました。

恐れ入りました・・・

恋愛のテクニックって必要？？

とはいえです！

「恋愛テクニック」という響き、
ちょっと「もやっ」としませんか？

「テクニック？」「は？」となってしまう自分がいます。

私共マッチモアのアカデミーでは、

「自分の軸を持とう」
「人生の目標を見つけよう」と、

出会いが欲しい！という人たちに、
『まずは足元を固めましょう』と、

若干めんどくさいと思われるであろうことを
言いつづけています。

ただ、気づいている人は気づいている。
以前、男性向けの恋愛テクニック塾に
通っていたという男性も、
ちょっと違ったなと思い、
今はうちのアカデミーに来てくれています。

一方中には

「もっと手っ取り早い方法ないのですか？
つまり、どうやったら出会えるんですかを聞きたいんです」

という方とお会いすることもまだまだあります。

「恋愛テクニック」つまり「自分を好きにさせる方法」
のテクニックはいくらでもありますよね。

出会って、付き合うまでの方法なんていくらでも！

でも、私から言わせれば、
そんなことは結婚やパートナーシップにおいては、
なんの意味もない。

みなさん結婚をしたい、信頼できるパートナーが欲しい
と言って、うちに来てくれているわけです。
大事なのは、やはりそこ。

とはいえ、これはあくまでも
「私が」大事と考えていることなのであって、

お客様のニーズとしてはある意味
「テクニック」が欲しい！
ということもわかるのであります！

だって、初対面〜3回くらいまでのデートで
上手に次に繋げる、
まさに「テクニック」を知らないから
せっかくのご縁も１〜２回程度で
繋がらなくなっているわけですから。。。

そういった理由で、
今日は信頼できるパートナーシップの前に
まずは恋愛関係を作るための方法について
本書から特に大事な部分を取り上げて
ご紹介したいと思います。

また会いたいと思わせる心理学

相手にまた会いたいと思わせるには、去り際に工夫が必要ということです。
去り際が美しい人ほど、相手の記憶に残ります。

具体的な去り際の工夫とはどのようなものでしょうか。

キーワードは腹八分目

もっと話したいことがある、
こんなに楽しくてこの先どうなっちゃうのかな
と相手が不快興味と期待を追っているときにこそ
クローズすべきです。
それが近いうちにまた会いたいという気持ちへと繋がるのです。

どうやってクローズのタイミングを
コントロールすればいいのでしょうか。
ポイントは、相手のテンションや仕草を見ることです。

少しでも時間を気にし始めたり、
飲むペースが落ちてきたり、
言葉数が減ってくる兆候が見えたら
すぎにでもクローズするタイミングと言えるでしょう。

相手のアクションを観察し、
相手の気持ちを察して相手が楽しんでいるうちに
クローズする、これが大切です。

これ、以前にとってもこの去り際、
デートの終わりを上手に切り出す人がいました。

ちょうどうまく、「もっと話したいな」
と思うくらいで
「じゃ、そろそろいきましょうか」と言われる。

だから本当にまた会いたい！！
と思わされてきたのです。

よくよく考えて見ると、
この人は出会いのきっかけ作りも、
ものすごく自然につなげてくる人だったのを
今思い出しました。

相手に警戒心を持たせないような、
段階的な距離の縮め方をしていたのです。

みなさま、本当に「恋愛マスター」
と言える人は存在しますね。

一般的に女性の方が楽しいふりなどの
フェイクをすることに長けています。
男はこうしたふりがなかなかできないのです。

なので、女性がもっと話したい、
もっと一緒にいたいと思っているときに
お開きにするとちょうどいいと思います。

腹八分目の感性を持つことは、
あなたを魅力的に見せ、
相手にまた会いたいと思わせるためにも
非常に大切なことなのです。

そうなのです、
男性が苦戦するのは、
女性の方が楽しいふりのフェイクが
得意だということです。

これをされると、
なかなか次の一手を出し誤りますよね。
ここが女性の難しいところですね。

特に男性の皆さんは、
見誤りやすいポイントだからこそ、
よく相手の状況を観察しておく必要があるのです。

このように、テクニックで恋愛関係を作って
そこから二人の関係をもっと深い
パートナーシップに変えていくという転換は必要です。

でもまずは恋愛関係の土台、
ここはクリアーしたいところですね。

ぜひこのような本を読みながら、
取り組んでみてほしいです。

それでは今宵はこの辺で失礼致します。

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