恥ずかしげもなく愛について語ろう〜第8回『愛は技術』川崎 貴子
今回の本は比較的最近の本ですね!
この本はズバリ、「婚活中の女性たち」に読んでいただきたいオススメの本です。
第8回『愛は技術』
ここはひとつ出産というリミットを持ち、「愛」という分野に興味関心が強い女性側が腹をくくって、旧態依然とした恋愛観、結婚観から脱出してアクションを起こすべきではないかと思い、私はこの本を書きました。
著者の川崎さんは、このように言われています。
私は、こういう考え方、非常に好きなんですよ!
さらに、彼女の語り口調が本当に独創的で面白いんです!!
この複雑怪奇な現代社会において、女性たちが自分を責めずに幸せになるためにはどうしたらいいのかという疑問を掘り下げ、女子えたち一人一人に向かい、「自ら恋愛観、結婚観のシフトチェンジを図ってほしい」「力づくであなた自身を幸せにしてほしい」と、ただひたすらあおりまくっている本です。
この冒頭で、自分が読むべき本か、否かがわかりやすいですね。
そうなんです、私も古い昭和の恋愛観、結婚観はもう捨てて、新しい価値観にアップデートしようといっています。
そして、世間の常識ではなく、自分の価値観で結婚の形を選び、作っていくこと。そのためには、自分にあった相手をしっかり選ぶことが大事だと考えています。
だから、全体を通じて、本当に共感するところだらけの本です。
ということで、今回は私が思う新しい恋愛観・結婚観につながルものをテーマに紹介していきたいと思います。
なぜ男は恋愛市場でヘタレなのか?
もちろんメスとあらば口説くという男たちは違いますが、大半の男たちは女性に対して「スタンダード及び腰」です。
ですから、まずは脅威を取り除いてあげるというステップが必要だったのです。
これはまさに必要な心構えですよね!
私自身、若く婚活していた頃もあったりしたのですが、
基本「威圧感がある」「声も低め」「背も態度もでかい」それでいて、「ハキハキ意見しっかり目に言う」
と言う、男性から見ると脅威の塊だったと思います。
この本の中でも「男性が脅威に感じる女性5パターン」が掲載されています。
<男性が脅威に感じる女性5パターン>
①社長という名刺(俺より年収高い?バックにパトロンいるか?)
②ブランドのバッグ(お金がかかりそうな女だな)
③コーディネートされた服(隙がない、男にも完璧を求めそう)
④高いヒール(身長高っ)
⑤完璧な爪(料理とかしないだろうな、結婚したら家事やらされそう)
確かに、一瞬ひるむでしょうね。
かたやモテる女たちはどうしているか?というと、「脅威なき好意」を示すのが上手ということなのです。
✖️同じ会社内やサークル内であからさまな好意を示す
✖️唐突なプレゼントやすぎたお節介
✖️SNSで過剰にコメントされる
◎優しい言葉をかけて、機嫌よく明るく挨拶する
◎男性の変化に気がついてあげる
◎頑張っていたらすごいすごい!と褒めてあげる
◎力仕事やパソコンの設定など絶妙に頼る
教育しなきゃとか、相手のためにきついことを言ってあげなきゃは、付き合った後、結婚した後で十分とのことですよ。
「脅威なき好意は女のお作法」を合言葉に、頑張っていきましょう!としめられています。
元脅威の塊の私も、大変反省しております。男性に申し訳なかったです。
「男は年収」の婚活市場に物申したい
まさに私も同感です。
今若い世代で未婚男性が考える「未婚・晩婚が増えている理由」の第一位は、「経済的に余裕がないから」、ダントツです。
現在の年収という不確かなものでの”足切り”は、「大いなる機会損失」と川崎さんも言われています。
景気動向や健康状態など急な環境・状況変化でいくらでも年収なんて変わります。
しかも、男性が稼いだお金を、そのまま結婚したら女性が使えると思うのも間違いかと私は思っています。使い方にかなりの制約や不自由がある可能性も多いにあるからです。
結果、家庭内貧富の差が発生することだって十分にあり得ます。(←うちがまさにそうでした!)
だからこそ、年収という不確定要素で足切りをするなんて、ナンセンスだと思うのです。
だったら、初めから感性の合う人、価値観の合う人というようなその人の本質を見る婚活が一番だと思っていますよ。
女子力アップよりキャリアアップを推奨する
長い人生、無職になるかもしれないし、病気になるかもしれないし、子供の問題やら、介護問題やら、それこそ平坦ではないわけで。そんな時、いかにお互いがセーフティーネットとして機能できるかが「夫婦の真価」。
もう経済成長もない、企業も今までの日本ルールが通用しない、そんな世の中において、夫が倒れても収入は止まらず、妻が倒れても家のことは回る。
そんなマルチタスク&無敵艦隊な夫婦が、これからは主流になっていくことでしょう。
そう、フランス料理やベリーダンスなんて習いに言っている場合ではない!
女子力アップよりキャリアアップをして、世帯年収を上げたいならば、女性も頑張れ!そういう時代。
「この人となら一緒にやっていけそう」「この人ならいざとなったら守ってくれそう」
こういう、スペックよりも「パーソナリティー重視」で将来のパートナーを探してみてください。
すべてを許す「おかん」になってはいけない
何かに対して「頑張る」をやめた男性というのは、それこそあっという間に「ろくでなし道」を極めていくものです。
それは男性にとっても幸せな人生ではありません。
働く女性たちは「頑張っている私」そのものが「ダメ男」「潜在ダメ男」を惹きつけるものだとまず自覚を。
これは私の周りにも優秀な仕事ができる女性がたくさんいるので、
「やりすぎ厳禁、過保護なおかんはモンスターを作るから!」
とよく注意しています。
私たち女性には、きちんと相手の将来を見極めて自立させる、責任を持って育てることが必要ですよね。もともと女性は育む性なのでね。
そして川崎さんはもう一つ大事なことを言われています。
キャリア女性が陥りがちな
「私は社会的に自立しているから、彼や夫に頼るとか、甘えるとか抵抗がある」は、誰も幸せにしない「危険思想」なので、封印してください。
これ、あるある!!
そうなんですよね、無気力に見える男性がいるから、つい忘れがちですが、男性は本来、戦ったり活躍したり何かを獲得することが好きな性ですものね。
「パートナーのやる気スイッチを押せる女性に!」
このように、
常に男性の出方の様子を見て対応しようとしたり、男性からの働きかけをゆっくり待っている・・・それではこの時代自分に合うパートナーとは出会えません。
これこそ、女性も自分から能動的に、そして愛情持って婚活を進めて行ってほしいと私も思います。
時代は、あなたのお父さんお母さんの若い時代からは、全くガラッと変わっています。ご両親の言うことを鵜呑みにして、昭和の価値観のまま、時が止まった婚活は本当に危険!!
私たち自身の恋愛観・結婚観のアップデートを早めに、意識的にしていきましょう。
さて、今宵はここまでにしますね!
やっぱりこの本、面白かった!!
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<プロフィール>
クレーン 美幸(Miyuki Crane)
・結婚したい人のコミュニティー マッチモア アカデミー校長
・クレーン式コミュニケーションスクール主宰
神戸・東京の企業にて人事採用・教育研修業務に長年従事、2006年にイギリス系日本人男性と結婚。現在結婚14年目。
大学卒業後、神戸のアパレル企業、東京の教育人事制度コンサル、英会話教室など大手企業等に勤務。人事・教育研修、マーケティング、広報などの仕事に従事。
7年間結婚相談所を運営し、会員のほとんどが約6ヶ月の婚活期間での成婚を出してきた。
「大学中退の人は嫌です」「転職が多い人は嫌です」「ご両親が離婚している方は避けたいです」「年収が●●万円以上でないと嫌です」
というような、その人の本質を見るよりも、条件での結婚相手選びの環境提供をしていることに嫌気がさしたことで、
「条件ではなく、その人の価値観や本質を見ていく婚活」を勧めたいと決意。
新しい時代にあわせて、令和スタイルに恋愛観をアップデートした結婚の新しい価値観をつくっていくことを目的に、「結婚したい人の結婚コミュニティー」を運営中。