読み聞かせ絵本 高学年 選書12
『二番目の悪者』
林 木林 作 庄野ナホコ 絵
ちいさい書房
読み聞かせおすすめ度
低学年 ★ 中学年★ 高学年★★★
中学生◎大人◎
早め12分 ゆっくりめ17分
おすすめポイント
インパクトのある赤い表紙と美しい絵
6年生以降ならいいかもしれない むしろ中学生以上、大人にかなり刺さりそう
昨今のSNSによるフェイクニュース、 噂の拡散などを思い起こさせる
気になるポイント
読み聞かせをするには少し話が長めなので、聞く力がある高学年以上 個人的には中学生以上かな?と思った。 一人読みなら 高学年で読解力のある子にはすごく面白い作品だと思った。
バットエンドなので、後味がなんともいえない。(そこがいいのかも)
その他
個人的にはかなりおすすめの本だが、やはり子供の読み聞かせ(特に朝の時間)に読むには暗いのです。 バットエンドだし。 でもすごく絵が魅力的だし、心にドーンと響く作品の重さのようなものはあるので、読んでほしい。
中、高生にピッタリなんじゃないだろうか。
情報、インターネットとの関わり みたいなものでつなげてブックトークにしてみたい。
以下少しネタバレです。
家族に読ませたら 2番目の悪者は、金のライオン派と銀のライオン派がいて驚いた。私は金のライオンは、1番悪くて2番目は聴衆だと思ったから。銀のライオンが悪いって発想がなかったのだ。
人によっていろんな読み方が出来るって面白いな。
確かに銀のライオンは真実を皆に話す努力はしなかったんだよなあ。