【読書】サザエさん化する、聖人たち~『聖☆おにいさん(17)』(中村光)~
*この記事は、2019年8月のブログの記事を再構成したものです。
もはや惰性で買っているところもありますが、『聖☆おにいさん』の17巻のレビューです。マンネリもここまでくると、「サザエさん」や「ドラえもん」に近づいてきた気もします。
↑kindle版
でも今回は、新しい試みもありました。「最後まで帰れない二人」ではブッダとイエスは出てこず、ヨハネとアナンダの話なのです。こういうパターンの話を挟むようにすれば、また趣が変わりますね。「尼にすら邪な心をおこさせる忌まわしき頭の集団」という邪尼忌頭(ジャニーズ)の当て字にはウケました。
以下、五月雨式の感想。
「背中に羽根を、瞳に強さを」では、ブッダもイエスも無地のTシャツだったのですが、ブッダがシルクスクリーンをさぼったのでしょうか?
「前前前世留学」では、来世の松田さんがツボでした。間違いなく松田さんだ。
「乙女と鎧と商品券」では、ジャンヌ・ダルクがイエスたち並みの「オルレアンの乙女」Tシャツを着ていましたが、自分で作ったんでしょうか?
「ゴッド・シェイブ・ザ・髭」は、髭のあるなしでキャラ変するイエスとブッダがおかしかったです。
見出し画像は、スリランカの黄金寺院の巨大な黄金仏です。
↑コミック版
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