【読書】廃屋を再生する~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.468 2023.12.1)~
「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第71弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。
今号の特集は、「廃屋DIY」です。
廃屋DIYに取り組んでいる西村周治さんの話が印象的でした。
まず、管理できなくなった人は家を手放すべきですよね。家は自分のものであると同時に、社会のものでもあるのだから。「九州の面積を上回るほどの土地が所有者不明のまま埋もれている」というのには、愕然とします。「大きな屋敷1軒をつぶした敷地に新築を4、5軒建て」るなんていうのも、もうやめにしなければ。
廃屋DIYに同じく取り組むフクイアサトさんの言葉ですが、人件費や経費の占める割合に、唖然としました。もちろん、プロのきちんとした仕事には正当な対価を支払いたいですが。
これもフクイアサトさんの言葉ですが、ちょっと勇気を得ました。我が家は古民家ではなく、ただの古い家で、断熱性や気密性とは無縁ですが、それにも良い面はあるのかもしれません。
今回の特集、VOL.404の特集とも重なります。
浜矩子さんの、「政治家に必要なのは御用聞き精神」という言葉には同感。
サボテンの持つ可能性にもびっくり。人間の食糧にも家畜の飼料にも、「非常に高価な化粧品(シード・オイル)の原料にもなりますし、ヴィーガンレザー(代用皮革)としても実用化されています。水を多く含むサボテンは、家事になりづらく植林にも向いています」( p.19)。CAM型光合成をするので、地球温暖化対策にも利用できるかもしれないそうです。
なおドラゴンフルーツがサボテンの果実だとは知りませんでした。
今号も、学ぶことが多く、盛りだくさんでした。
「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。
コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。
もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。
見出し画像は、今号が入っていた封筒のシールです。「小商い」で発送作業をしてくださった坂本さん、いつもありがとうございます!