「永遠の都ローマ展」と「テルマエ展」という2つの展覧会のガイドブックを兼ねているとも言える、お得な1冊です。
↑kindle版
*kindle版があるとも知らず、私はローマ展のグッズ売り場でさっさと買ってしまいましたが、負け惜しみではなく、さすがにこれは単行本の方が見やすいのではないかと思います。まぁkindle版を実際に見たわけではないので、断言は出来ませんが。
以下、印象に残った部分を、備忘録代わりにまとめておきます。
ヤマザキマリのインタビューからの引用ですが、なるほどと思いました。
芳賀京子さんも、同じことを別の表現で言っています。
「すべての面で自分たちがトップに立とうという感覚」を持たないという点は、これからの日本が見習っても良いと思います。
「現代とは意味が異なる」肖像権ですか。
それにしたって、頭部だけでも約1.8メートルの巨像が必要かなぁ。しかもブロンズ製、大理石製など、複数あったというし。まぁ帝国各地に置くため、複数必要だったんでしょうけど。
なお彫刻の複製の技術は、非常に高かったそうです。
誤差1㎜って、3Dプリンター的ですね。それを人の力でやったわけですから。
興味深かったのは、以下の部分。
バロック絵画の説明には、なるほどと思いました。
東京では2024年春に開催されるテルマエ展も、ぜひ訪れたいと思います。
見出し画像は、テヴェレ川です。
↑単行本