胴吹き桜
昨日の絵は昭和テイストでしたので、今日は春のやさしい絵にしてみました。
最近、お白湯にはまっている(?)noterさんに触発されて、できるだけ飲んでいます。
お白湯を沸かして、それでCHAIや珈琲、あとハーブティを淹れてみたり。効果はわかりませんが、気持ちの棘が抜けるという福作用があるようです。
ところで、某テレビドラマをみて、自省録を買ってきて再読しています。昔は意味不明であった言葉も、最近は心地よく刺さります。
たぶん、お白湯の効果で、棘の刺さる場所が確保されたのでしょう。最近、本日の自戒を載せていますので、興味があったらどうぞ。
いつまで続くやら。
足元の胴吹き桜たれを恋ふ
太い桜の幹から、突然、咲いている桜の花があります。これは胴吹き桜と呼ばれ、老木に多いそうなんです。
木にエネルギーが不足してくると、木は慌てふためきます。急いで葉を増やそうとして、幹の途中から芽を出すらしいんです。
本来、木のエネルギーは、緑の葉っぱからの光合成で作られますから、葉っぱはたくさんあったほうがいいです。
でも、桜の場合、葉っぱより先に花をつけるので、こんなことになります。
父が植えた桜の木。家が出来てから、あちらこちらから苗木をもらってきたり、挿し木をしては、庭にせっせと植えていました。
よもや、エネルギーが枯渇していたなんて、まったく気づきませんでした。
桜を植えた父も、桜の好きだった母も逝き、
胴吹き桜は誰を恋しがっているのかしら。
鶯やケキョと鳴いてはかくれんぼ
わたしが最近知った衝撃的な事実の1つが、梅とウグイスの取り合わせはあり得ない!ということです。
何故ならウグイスの主な食べ物は、虫だからです。だから梅の咲く1、2月には、昆虫類の多くはまだ越冬中なので、梅の木に虫がたくさん集っている、ということはほとんどありません。
ウグイスの主な生息場所は藪のなからしく、警戒心がとても強くて、ホーホケキョという鳴き声が聞こえるときには、すでにもう姿はないそうなんです。
でもですよ、あれほど梅と鶯のマッチングの絵がちまたには溢れています。あっさり騙されていました。
だからと言って、鶯は悔しがってもいないでしょうし、残念がってもいないでしょう。