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マルガスキーカンパニー

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脳内社員たちによって綴られた、2019年冬から春までの記録です。
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#人生

日報 4月14日 狩りに行かなくなったので、僕は人生に挑戦することにした。

記入者:タラバミント 僕の周りにいる男友達には、車好きが多い。 僕も車は好きだけど、 彼らの車への情熱は僕のそれとは比べ物にならない。 車にそこまでの興味がない男友達もいる。 彼らが情熱を注ぐのは、戦いである。 世にはびこる悪を倒すべく、 彼らは日夜戦い続け、世界の平和を守っている。 車好きの男友達の一人は言う。 「昔は馬が交通の手段や仕事をする上で大切な存在だったろう?  誰だって、自分にとっての名馬を持ちたいと思うだろうさ。  それが現代になると、車が交通の手

日報 4月5日 当人が満足なら良いことだ

記入者:タラバミント 胸の中に住んでいるものを、 僕はたまに表に出してやる。 胸の中にいるやつらは、みんな湿っているんだ。 冷や汗かいてるやつ、寂しい思いをしてるやつ、 悲しみにくれてるやつ、痛みに耐えようとしてるやつ、 キザなやつ、過去をふりかえってるやつ、 物事を後回しにしてるやつ、そして、 好きな人やモノに思いを馳せてるやつ。 人間生活を営んでいれば、 はじめは一部分だった湿っぽさも、あっという間に胸全域に広がる。 まさに雨季。ジメジメパラダイスだ。 曇天が一

日報    3月31日    “後回し”が教えてくれたこと

「明日から新年度になるので身の回りを整理しよう」 なんて思う時点で、普段身の回りを整理できていない証拠です。 今日のミンミンがそうですよ。これは覚書です。 そんなにモノを持っていないと思っていましたけど、 机の上には“後回しにしてきたもの”がたくさんあったのね。 たとえば、どこかで拾った小さくてかわいい鉄くずとか、 壊れたアイスクリームスクープの部品たちとか、革の切れ端とか。 こういう細かいものたちは、 机の端っこのほうに並べてあるの。 見ているだけでかわいい!癒し